この記事では、現在、問題となっている「困窮外国人の医療」についての記事をまとめました。この記事を読めば、この問題についての最新状況を把握できます。
なお、「困窮外国人の医療」についてはchange.orgで署名を行っています。是非ご協力ください。
■困窮化する外国人
このコロナ禍で外国人向けの相談会が多数行われてきました。
お金がなく病院に行けず我慢を強いられている外国人が殺到しています。非常事態です。
■「絶対的貧困」仮放免者
仮放免者は就労が禁止され、かつ、国民健康保険に加入することもできず、生活保護を受けることもできません。つまり、食べられない・家賃払えない・病院に行けない=生きていけないという状況です。
■最後のセーフティネットの崩壊「無料低額診療事業」
国民健康保険にも加入できず生活保護も受けられない困窮外国人がいます。そうした外国人の最後のセーフティネットとして機能してきたのが善意ある病院が行ってきた「無料低額診療事業」です。しかし、このコロナ禍において同制度は崩壊の危機に瀕しています。つまり、多くの外国人が生活や命の危機に直面しています。
■お金のない外国人には3倍の医療費を払ってもらいます「保険点数1点20円30円問題」
医療保険に加入していれば3割の負担で医療を受けることができます。しかし、加入していないと100%自己負担です。しかし、最近では、お金がなく保険に加入していない外国人を対象に通常の2倍3倍の医療費を請求する病院が増えてきています。
2倍3倍の医療費は通訳代だと言われたことがありますが、私が対応した限りでは通訳の方がいたことはありません。困窮外国人を追い返したいから2倍3倍にしているのでしょうか。これは「水際作戦」です。差別としか言いようがありません。困窮者・外国人への二重の差別です。