引退です/生活保護申請に予約必要なし/監理措置、就労認めず 0.3%のみ

2025年6月9日(月)~15日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。

■6月10日(火)「チャリティースリランカカレー」
チャリティースリランカカレー販売中です!
セット600円、単品300円、今日はスリランカティーやビスケットもあります。15時まで。ぜひお越しください!
カフェ潮の路 東京都練馬区豊玉南1丁目4−2 沼袋駅から徒歩10分

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■6月12日(木)「燃える花嫁」
昨晩は演劇『燃える花嫁』を観てきました。コメディー的に楽しくもあり、同時に、心が揺さぶられました。私は支援者だからだと思いますが、具体的な○○さんが頭の中で流れてきました。今も心が揺さぶられています。 ぜひ多くの方に観ていただきたいです。

https://x.com/yumananahori/status/1923527697076191652

■6月12日(木)「引退です」
昨日は都内の高校で、日本に暮らす難民・仮放免者についてお話しました。
驚きました。高校生の方々から、専門家がするような質問や深く考えて出した質問を多くいただきました。 このような高校生の方がこの課題に向き合ってくださっていることで将来への希望を感じました。
私は年齢的にまだ若いグループになるかと思いますが、やりたい支援をするというような自分のことだけではなく、次世代の皆さんが動きやすい環境をつくる努力をしなければと感じました。何ができるでしょうか。考えます。 関わる人が増えたら私の役割は無くなると思うので、そのときは引退です。早く引退できるようにしたいです。

出所:大澤優真作成資料
出所:大澤優真作成資料

■6月13日(金)「支える人の限界が生じている」
最近、入国まもない難民申請者、仮放免者の方からの相談が目まぐるしい感じで増えています。制度がないのでゼロからどうするかを考えます。どうにもならないことも多いです。 相談が増えているのは、困っている人が増えているのと同時に、それを支える人の限界が生じているかもと考えています。

■6月13日(金)「励まされます」
今日は支援者の皆様と仮放免の子供若者の教育支援に関する話し合いでした。適切な言い方でないかもですが、お金にならず時間もかかり様々負担のあることに、皆さん丁寧に取り組んでいます。頭が上がりませんし、励まされます。 どのような立場でも子供若者が報われる社会であってほしいです。

■6月14日(土)「生活保護申請に予約必要なし」
昨日は支援者の方に都内で某区で困窮されているご夫妻の生活保護申請に行っていただき、無事に手続きが完了しました。よかったです。ありがとうございました。役所の方も丁寧に対応していただいたとのことです。
その一方で、私が前日、区役所に念のため明日行きますと電話をしたところ「申し訳ないんですけれども明日は面談がいっぱいでお引き受けできません」とお話がありました。その後、諸々お話をして、申請できるようになりました。追い返そうと思っている訳ではなかったのかもしれませんが、結局追い返しています。「水際作戦」と言われてもしょうがないでしょう。法律のことを知らなかったり、そういうもんですと言われて反論できない人だったら申請できませんでした。
申請したいと言っても断るのは違法です。

Q2.市役所に生活保護の申請に行ったのですが、申請を受け付けてもらえませんでした。どうすればよいですか。|金沢弁護士会
金沢弁護士会は、すべての人々の人権の擁護及び社会正義の実現のためお役に立てるよう活動しています。問題が起きたらひとりで悩まず弁護士に相談しましょう。

・法律上、申請に予約は必要ありません。例えばこちら。

小田原市 | 生活保護Q&A

・相談件数が沢山あったとしても、法律に規定されている申請権の侵害を防ぐために工夫する必要がありましたし、できるはずです。

この区役所はこのようにして相談を断っているのでしょうか。困窮している方は心身ともに追い詰められ、躊躇いながらも役所に相談しに行くという人が珍しくありません。今回のケースはその心をポキッと折る対応です。こうした対応は法的に問題があるとお伝えしたので、是正されることを願います

■6月14日(土)「監理措置、就労認めず 0.3%のみ」
2023年の入管法改定で、退去強制令書発布前の監理措置決定者は就労できる可能性が規定されました。公表された統計をみると、施行日の2024年6月~12月で2件就労が認められたとのことです。これは対象者の0.3%です。 従来より、国連勧告への「言い訳」として利用されるのではと懸念していましたが、ほぼ0%の結果をみているとさらにその懸念が募ります。
監理措置の方で働きたい方は多くいますが、働けることを知らなかったり、知っていたとしても許可のハードルがとても高く実際に働けないというケースがあります。
対象者が適切に働けるように、許可要件を明確にし透明性をはかり、その要件を検証する機会を設けることが必要です。加えて、退令後の監理措置決定者や仮放免者にも生存や命を守るために就労を許可すべきです。 困窮者支援の視点からすると、就労は諸課題を解決しうるものだと考えています。同時にそれは様々な側面から「国益」にもかなうものなのではないでしょうか。「就労」は私にとっても大きなテーマです。どうにかしたいです。

出所:入管作成資料
令和5年入管法等改正について | 出入国在留管理庁

■6月15日(日)「【再放送】あなたの隣人になりたい〜“難民”の人々と歩む〜」
昨年、ETV特集で取り上げていただきましたが、6月21日に再放送が決定したとのことです。ぜひご覧ください。

https://x.com/nhk_Etoku/status/1933902587562262758
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