2025年5月5日(月)~18日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
■5月6日(火)「多くの方からのご寄付」
昨日、事務所に行ったら運ぶのが大変なくらいの沢山の荷物が届いていました。多くの方からのご寄付でした。心より感謝申し上げます。困窮して食べ物に困っている方にお渡しします。大変助かりました。


■5月7日(水)「ETV特集 フェイクとリアル 川口 クルド人 真相」
観ました。できる限りの根拠を探し、それに基づいて今起きていることを示しているドキュメンタリーでした。私の実感と近いなと感じ、また、根拠に基づいたことを伝えること・知ってもらうことの大変さを痛感しました。
最後のところでもあったように、根拠に基づくことを伝えたとしても、それが信じたくないものであれば打ち消されてしまい、根拠がないことやデマが本当にあるかのように流布されてしまう。それに対して、自戒の念を込めつつ、私は何をすればいいのだろうと自問しています。すべきことは多くあると考えています。困窮者支援の立場から出来ることをやっていきます。目の前で命や健康を脅かされている事実を伝えること。「分断」ではない道を探り実践すること等でしょうか。
このドキュメンタリーの内容を考えるにあたって、最近読んだ本で以下が参考になりました。


■5月8日(木)「難民・移民フェスのお知らせ」
今週土曜日の難民移民フェスで、難民・仮放免状態の方々のことについてお話させていただくことになりました。よろしければご参加ください。

■5月9日(金)「TOEIC850点超」
今日は仮放免のご家族のところに行きました。政治的迫害から逃げてきました。お子さんたちはとても優秀な方で来日数年で日本語検定2級。TOEIC850点超です。本国では医学部に在籍していました。大学を受験したようですが、仮放免なので入学できないと話があり断念していました。今は何もできません。
■5月10日(土)「#難民・移民フェス」
#難民・移民フェス でお話させていただきました。お聞きくださった皆様、運営の皆様、大変ありがとうございました。準備していた150部の資料がなくなってしまいました。何人もお声がけくださる方がいらして大変嬉しかったです。感謝申し上げます。
楽しいイベントを支えてくださった難民・仮放免の方々は、フェスの前も後もずっと厳しい生活が、現実が待っています。フェスの最中にも相談を受けました。フェス後には「心臓病の手術が必要だけどお金がなくて大変」という電話がありました。そんな状況にある人がいるんだなと留めておいていただけると嬉しいです。
もし余力があれば、できることをしていただけるとなお嬉しいです。無理は必要ありません。できる範囲内で、できることで、拠り所なく逃げ場のない人達のために、ご一緒に色々とできることを願っています。 今日は大変ありがとうございました。
■5月10日(土)「絵本の力」
難民移民フェスの後、こちらに参加しました。絵本の力、絵本だからできることを感じました。楽しかったです。大変ありがとうございました。絵本は良いですね。
■5月10日(土)「失明するのが怖いです。助けてください」
夜、支援者の方から「視力が弱まっている難民申請者がいる」と相談を受けました。急激な視力低下ではなさそうでした。ただ問題はあるわけですが、保険がないので、すぐには連れていけません。
数時間後、別の外国籍の方から同じような相談がありました。「失明するのが怖いです。助けてください」と訴えがありました。急激な視力低下や痛みはなさそうです。しかし同じように問題はあり、でもすぐに連れていけません。どうするか。
■5月12日(月)「アジア、アフリカ… 食や音楽で交流 東京・練馬で難民・移民フェス」
土曜の難民・移民フェスでお話した様子を掲載していただきました。話し終わった後、「今まで難民や仮放免のことを知りませんでした。できることをします」と伝えに来てくださった方がいました。
■5月13日(火)「チャリティースリランカカレー」
今日はチャリティー・スリランカカレーです。カフェ潮の路。沼袋駅から徒歩10分程度。12時から15時。 ぜひお越しください!
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ほぼ完売しました。 お越しくださった皆さま、大変ありがとうございました!6月もチャリティー・スリランカカレーを行います。

■5月13日(火)「何人もの妊婦さんを助けてくれた助産師」
月曜日は中野の団体主催の会に呼んでいただき、日本に暮らす難民・仮放免状態の方のことについてお話しました。 入国まもない難民でホームレス生活を強いられていた妊婦さんの支援をしてくださった助産師の方もお話されました。何人もの妊婦さんを助けてくれました。文字どおり命を支える人です。

■5月13日(火)「仮放免者の就労」
火曜日は、国会の議員会館で民間支援団体主催の会で「生きていけない難民・仮放免者」の話をしました。運営・ご参加くださった皆様、大変ありがとうございました。多くの国会議員の方が参加されていました。 私からは特に仮放免者の就労について話しました。とにかく働くことを認めてほしい。


■5月14日(水)「いつも救急車に乗っているみたいだ。しかもその救急車には運ぶ先がない」
先日の難民移民フェスでお話させていただいた時に、支援者の心境を「いつも救急車に乗っているみたいだ。しかもその救急車には運ぶ先がない」と表現しました。救命救急士の方と私を同列にするのはおこがましいと思いつつ、ただこの記事に書いてあることはわかるところがあります。
リソースなく、理解の得られにくい部分の支援はやはり大変です。心身の健康を害し、バーンアウトする人もいます。葛藤や摩擦、不和、余裕がなくなり当事者を責めていくということにも通じます。 そもそも大変なことなんだ、そういうもんなんだと理解すると少しだけ気持ちが楽になります。その上で、支援者が健康であること、そのラインを保持して、できることを探し、できることをやっていきたいと考えています。支援者支援について学びを深めなければとも感じています。

■5月17日(土)「燃える花嫁」
金曜夜はロームシアター京都で難民・仮放免の方の現状についてお話しました。ご参加・運営の皆様、対談させていただいた演出家の生田さん、大変ありがとうございました。今後を考える良い機会になりました。
6月には東京、京都、岡山、福岡で演劇『燃える花嫁』が上演されます。ハッとさせられる素晴らしい内容です。ぜひご覧ください。観に行きます。詳細は添付のチラシをご覧ください。
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架空の日本。多くの難民が暮らす第4地区で、在日外国人のキリノユウスケは解体業を営みながら、姉のカナエ、娘のアカリと慎ましやかに暮らしていた。ある日、彼らの事務所に、第13地区から出稼ぎに来ていたミドリカワマキというトラックドライバーが現れる。日本人でないという理由で進学もままならないアカリは自由に生きるマキに心惹かれる。 一方、入国管理局が難民受け入れの制限を始めたことで、在日外国人と日本人との間で激しい衝突が起こり…




■5月17日(土)「ウトロ平和祈念館」
金曜昼は宇治市のウトロ平和祈念館に行きました。 ウトロで暮らしてきた在日朝鮮人の方々の貧困と差別、抑圧、暴力。闘いと共生。多くのことを学びました。同時に今の難民・仮放免者やクルドの方々に今起きていることだとも感じました。形は違うけど根は同じではないでしょうか。
難民・仮放免の人たちの支援と展開についてどうすれば良いか悩んでいるのですが、歴史から学び取れること、学ぶことの重要性を感じました。難民・仮放免の方々は声をあげにくい状況に置かれています。どうすれば当事者主体の活動ができるのか。
ウトロ平和祈念館で心を揺さぶった言葉がいくつもあったのですが、支援をしている者として「相手が法律ふりかざしてくるなら、私ら人道で勝つ」という在日の女性の方の言葉が印象的でした。そうなってほしいと思うのと同時に、現代でこの言葉が説得的になるにはどうしたら良いかとも考えます。当時も大変だったと思います。ある方がおっしゃっていた「厳しいところだからこそ言葉は育つ」というお話を思い出します。


■5月17日(土)「前橋で最先端の課題についてミーティング」
今日は群馬の前橋で、外国人医療関係のミーティングを医療関係者や支援者の皆様と行いました。 皆様から現場の話を聞くことで、最先端の課題を立体的に理解することができます。各地でご尽力されていて頭が上がりません。
移住連の全国フォーラムもあります。今年は北関東。ぜひご参加ください。一部、オンライン配信もあるとのことです。




■5月18日(土)「日本における外国人・民族的マイノリティ人権白書 2025年版」
『日本における外国人・民族的マイノリティ人権白書 2025年版』に寄稿しました。 「2023年改悪法の実施後の状況」というお題をいただき、前後の支援現場の状況について書きました。よろしければご一読ください。


