2025年6月2日(月)~8日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
■6月3日(火)「在留資格の更新」
今日は外国籍の方の在留資格更新の補助のために東京入管に行きました。彼は仮放免でしたが、帰国できない状況にあるということで在留資格を得ています。更新のために長蛇の列となっていて2時間半待ちました。チラシを見つけました。予約すれば待ち時間が短くなるとのこと。必要な方は御参照ください。

■6月3日(火)「関東各地から『家がなくなります』」
今日は関東各地から「家がなくなります」と難民・仮放免・支援者の方から相談が来ています。 知人宅に居候している女性、ホステルやモスクを転々としている女性、家賃滞納で今日にも出ていかないと行けない男性、近々水道が止まる男性。かれらを支援する支援者からの限界という悲鳴。
恥ずかしながら、私たちも財源が枯渇していて、このままいくと遠くない内にまったく支援ができなくなります。すでに悲痛な訴えがあっても全員を保護できない状況です。多くの人の懇願を断っています。
より苦しんでいる人を選定してトリアージして保護する他ないのですが、それは客観性があるようでなく、どこまでいっても私の価値観に基づいた主観です。その過程で当事者の人の尊厳を傷付けているかもしれません。胸を張って、手放しで、支援しているとか、ソーシャルワークしているとか言えないなとも感じています。 ソーシャルワークの価値や理念を考え唱えてきた先人たちも、厳しくなす術のない現実を踏まえて、理想を求めるが故にそれらが必要だと言ってきたのでしょうか。 できることを模索します。
■6月3日(水)「d-lab2025(第43回開発教育全国研究集会)のお知らせ」
開発教育協会「d-lab2025(第43回開発教育全国研究集会)」で支援者の皆さんとお話させていただくことになりました。
「1-9. 日本における難民問題~その課題と希望」です。
日時:2025年8月3日(日)10時~17時45分 会場:JICA地球ひろば(東京都新宿区市谷本村町10-5)

■6月3日(水)「ホームレスW杯出場へ!仲間外れを生まないスポーツの居場所を広げたい」
本国でサッカー選手だった難民の方と一緒に練習に行きました。私は見てるだけでしたが、彼は楽しそうにしていて、夜、彼から「Soccer is my Life. Thank you.」とメールがありました。応援しています。

■6月7日(土)「『生活保護目的の外国人が日本に殺到』のデマ…実は受給者、割合ともに減少 専門家『実態を正しく把握して』」
取材を受け、記事を作成していただきました。デマや誤解を防ぎたい、木を見て森を見ずにならないようにしてほしいという気持ちでお答えしました。より詳しく知りたい方は以下の4冊が参考になるかと思います。
この分野は複雑かつセンシティブなので、わかりやすく簡単に示すと誤解が生まれたり、デマが広まりやすい。でも法制度の話をすると理解が進まない。どう伝えればいいか悩みます。




■6月7日(土)「『わたし』と『あなた』の境界を越えて 『想像力』から他者との共生を考える」
5月にロームシアター京都で行われたトークイベントの記事を作成していただきました。 色々とお話させていただいたのですが、支援のモチベーションという話に率直に話せたのが新鮮でした。そういう話をすることはあまりなく。
6月には全国4ヵ所で『燃える花嫁』の公演があります。楽しみです。ぜひご参加ください。

■6月7日(土)「無料健康診断会の準備」
今日は、明日の北関東医療相談会の無料健康診断会の準備でした。汗が出ました。私は会場のみでの設営作業でしたが、他の皆様はずっと前から様々準備されていました。明日も暑くなりそうです。



■6月8日(日)「医療相談会・太田」
今日は北関東医療相談会の無料健康診断会でした。多くの方のご協力で無事に終えることができました。大変ありがとうございました。
受診者は33人。救急車で救急搬送という場面もありました。私は生活相談を11世帯の方から受けました。「家賃が払えません」という相談を多数受けました。お金がなくて支援ができませんでした。ホームレスにならないことを願いますが、どうなるかはわかりません。 視野の半分が見えなくなっている方の相談を受けました。途中で突然胸を押さえながら流されていました。目が見えなくなる恐怖があったようです。病院にお連れしたいですが医療費をどうしようか頭が痛いです。 監理措置の子供若者の相談も受けました。大学に行きたいと話されています。TOEICは高得点です。お金もかかるし私にどういった支援ができるか。
仮放免や監理措置の方は苦しみ続けていますし、支援団体の財政難も浮き彫りになりました。支援ができない。

