異議申し立てと葛藤/癌の仮放免者が泣いていた/オムツを送る

2024年9月9日(月)~9月15日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計127件の相談を受けました。
食料関係×12/住居関係×37/医療関係×17/入管関係×5/教育関係×7/その他×49
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■9月11日(水)「スリランカカレー 難民支援チャリティーイベント」
昨日はつくろい東京ファンドで難民支援チャリティーイベントでした。スペシャルカレーセット、スリランカお菓子など。多くのご近所の方に来ていただきました。美味しかったとお電話いただいたり、次回はいつ?という声もいただきました。またやります。関心を持ってくれる人が増えるといいですね。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■9月11日(水)「ホームレス寸前の姉と弟」
ある地方からホームレス寸前の姉と弟の相談あり。若い人。難民申請中。土曜日に家を失う。同国人の方が心配して私に連絡をしました。どうする。どうなる。

■9月11日(水)「異議申し立てと葛藤」
都内のある区が不適正な運用をし続けていました。ようやく一部改善されました。よかった。 多く異議申し立てをしてきました。異議申し立てする度に嫌われていくことはわかるし、人を傷付けている、自分を棚にあげてるのではと感じつつ。でも人の命と健康が後ろにあるから逃げられないという感じです。

■9月12日(木)「癌の仮放免者が泣いていた」
前に医療の相談を受けた仮放免の方から電話がありました。癌とのことです。どれくらいなのかはわかりませんでしたが、手術が必要とのこと。その方は泣いていました。支援団体がついてるとのことで、そこはよかったです。回復を願います

■9月14日(土)「オムツを送る」
金曜日は北関東医療相談会の無料健康診断会の準備をしつつ、新生児のいるシングルマザーのお母さんにおむつを送りました。立て続けに妊婦や赤ちゃんの支援をしています。妊娠~出産~育児にはお金が沢山かかりますね。「子は宝」と言われますが、お金ができるだけかからないようになってほしいです。

出所:大澤優真撮影

■9月15日(日)「北関東医療相談会の無料健康診断会(宇都宮)」
土曜日は宇都宮で北関東医療相談会の無料健康診断会でした。40名くらいの方が受診。私は生活相談で21名。全員仮放免。「仕事できなくて食べ物がありません」「家賃、電気払えません。止まりそう」 相談会でこんなに沢山の相談を受けたのは初めてです。
各地のフードバンクで食料をもらえていた人もいましたが、今は打ち切りになってしまったようです。また、現在は子育て世帯に限定しているところが多いようです。財源厳しいのでしょうか。 物価高の影響で食料にもこと欠いている状況。
当然ながら家賃や光熱費に手は回らず払えない人が続出。聞くと「友人がサポートしてくれてたけどもう厳しい」という声が多くあり。 前回の相談会で自分のアパートを暮らしていた人は家を失い、一時的に知人宅に身を寄せていました。来月まではアパートにいられるけれどもそれ以降は出ないといけない人は「ストレスです」と言っていました。仮放免者が自力でアパートを探すのは極めて困難です。路上は目と鼻の先です。 ご寄付いただいたお金で家賃支援をする予定ですが果たして足りるのか。路頭に迷わせるわけにもいかないので頑張りますが限界があります。
今回ほとんどの人が「働けなくて」と言っていました。解決策は「働けるようにする」ことです。まずは制限付きでもいい。まったく働くことを認めないのは「生きていけない」。働いて税金も納めてもらえばいいのではないでしょうか。シンプルです。国連からも同様なことが勧告されています。強く望みます。
今回の健診会は私がバタバタしていて広報できずでした。いつも来てくださるボランティアの方の呼び掛けも不十分で反省しています。次回はどうぞよろしくお願いいたします。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■9月15日(日)「その日に路上生活になる難民申請中の姉弟」
土曜日、関東のある地方からその日に路上生活になる難民申請中の姉弟のSOS。 RHQは機能しておらず使えない公的支援は皆無。インフォーマルな関係性の中で物と人とお金で支えあい融通して月末までは居所を確保。日付変わるギリギリに調整できました。 本来は制度的にどうにかできるはずです。

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