路上で耐える難民(朝日新聞連載)/難民・移民なかまのいのち協働基金/群馬へ

2024年12月9日(月)~15日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計76件の相談を受けました。
食料関係×5/住居関係×13/医療関係×9/入管関係×6/教育関係×6/その他×37
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■12月10日(火)「妊婦の食べ物はゴミ箱から 苦しむ日本の難民申請者 支援なく路上に」
路上の妊婦。いま日本で起きていることです。
「体調がどんどん悪くなり、何度も倒れそうになった。とにかく、おなかにいる子の命のために生き延びなければ、とだけ思っていました」

妊婦の食べ物はゴミ箱から 苦しむ日本の難民申請者 支援なく路上に:朝日新聞デジタル
■現場へ! ホームレス難民(1) 着のみ着のまま、段ボールやベンチの上に横たわる。雨露を防ぐものは、何もない。 11月中旬、風が冷たくなった東京都心の公園で、7~8人の難民申請者が、寒さに耐えながら野…

■12月11日(水)「日本被団協・田中熙巳さん『日本政府は、原爆で亡くなった死者への償いせず』 ノーベル平和賞授賞式」
ここに至る道は極めて厳しいものがあっただろうと勝手ながら推察しています。田中さんのお話を支援者の方と話しました。私のすべきことが見えてきました。政府は認めない。これに限らず様々なことを。いま目の前のことをしつつ、その場で終わらせず、あらゆる不正義とそこに通底することを、考え、連帯し、実践し、抗し、路を拓くこと

【演説全文】日本被団協・田中熙巳さん「日本政府は、原爆で亡くなった死者への償いせず」 ノーベル平和賞授賞式
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)へのノーベル平和賞授賞式が12月10日、ノルウェー・オスロで開かれました。 代表委員の田中熙巳さんの演説全文を掲載します。

■12月11日(水)「安田菜津紀さんと語る~生活保護費をめぐる現状と今後の課題について」
「荻上チキ・Session」で難民のホームレス化について取り上げていただきました(26分15秒~)。安田菜津紀さん荻上チキさんがわかりやすく説明されています。伝えたいことを伝えてくださって感謝です。
前半は生活保護のこと。物価上がってるのに保護費下げる。論理も道理もない。

安田菜津紀さんと語る~生活保護費をめぐる現状と今後の課題について【FrontLine Session】

■12月11日(水)「(現場へ!)ホームレス難民:2 申請7倍でも減る保護費」
妊娠中の体に、深夜、冷たい雨が吹き付ける。寒くて眠れない。夫がゴミ箱から拾ってきてくれた食べ物のかけらで、栄養をとる。政治的弾圧から逃れて、アフリカから今秋日本に来た20代…東京で路上生活を経験した」

(現場へ!)ホームレス難民:2 申請7倍でも減る保護費:朝日新聞デジタル
 妊娠中の体に、深夜、冷たい雨が吹き付ける。寒くて眠れない。夫がゴミ箱から拾ってきてくれた食べ物のかけらで、栄養をとる。政治的弾圧から逃れて、アフリカから今秋日本に来た20代の難民申請者サラさん(仮名…

■12月11日(水)「(現場へ!)ホームレス難民:3 命つなぐ民間、運営は限界」
路上に放置された難民。若者、妊婦、子供。保護してきましたがまもなく限界が。断ることも増加。命を支えられない。
「継続支援の費用がかさみ、運営は厳しい。…『大げさではなく、救える命が救えなくなる』」

(現場へ!)ホームレス難民:3 命つなぐ民間、運営は限界:朝日新聞デジタル
 日本では難民申請者が路上生活を強いられることが少なくないが、他国ではどうか。 ドイツを中心に、難民申請者の生存権を研究する千葉大学助教の山本響子さん(30)に聞くと、「ドイツでは、到着した日から住居…

■12月12日(木)「『失われた30年』のアンハッピーセット〜自己責任、差別やヘイト、そして石丸・斎藤現象まで」
「困り果てて闇バイトに手を出す層に、全くその声も活動も届いていなかったというのが現実ではないか」
「今、私が考えているのは、この頃の自分に、どんな言葉が届くのかと」

「失われた30年」のアンハッピーセット〜自己責任、差別やヘイト、そして石丸・斎藤現象まで
ロスジェネは20歳から50歳まで「失われた30年」が丸かぶりした、貧乏くじを引いた世代だ。親世代が手にしてきた就職や結婚、出産、子育てなどのすべてを手にしていない人も多くいる。私もその1人だ。

■12月13日(金)「(現場へ!)ホームレス難民:4 自分と友達『なぜ違うの』」
16歳。SNSの差別発言は「悲しいとは思うけど、毎日感じる差別に比べると、正直あんまり。自由に行きたい所に行くとつかまるとか、お金がなきゃ食べられないのに働いたらつかまるとかそういう中で過ごしてますし

(現場へ!)ホームレス難民:4 自分と友達「なぜ違うの」:朝日新聞デジタル
 「お医者さんになりたい。たくさんの人を治してあげたい」。小学生の女の子は、少し恥ずかしがりながら、将来の夢を教えてくれた。前回の記事で紹介した難民申請者イディさん(仮名)の長女だ。 難民申請者の子ど…

■12月13日(金)「難民・移民なかまのいのち協働基金」
月曜日は難民・移民なかまのいのち協働基金「難民・移民と共に生きるオンライン入門講座(第1回)」でお話しました。内容は難民・移民・仮放免者を支える社会制度です。知られていないこと多くお伝えできてよかったです。基金とご参加の皆様、大変ありがとうございました。
過去、基金の皆様には支援金をいただき、それを難民や仮放免の方々の医療費や家賃として利用させていただきました。直接具体的に命と健康が救われました。妊婦や子供もいました。このような形で貢献できたことを嬉しく思っています。感謝申し上げます。

出所:難民・移民なかまのいのち協働基金提供資料より転載
【終了しました】12/9(月)難民・移民と共に生きるオンライン入門講座(第1回) - GAIKI-KYO
※ご希望の方は、オンライン講座の動画を後日視聴(限定公開)できます。お問い合わせは、難民いのち基金事務局(nanminkikin@gmail.com)までご連絡ください。 難民・移民なかまのいのち協働 ...

■12月13日(金)「当たり前になりすぎてしまっている」
家賃が払えずにホームレスになってしまいそうな仮放免の方々から日々相談を受けています。医療や食料含めてほぼ毎日なにかあるので、これが当たり前になってしまっていると気付き良くないと思い直しています。 団体の資金がなくなっていく中で断ることも増えてきました。断っても解決しないのに

■12月14日(土)「ミャンマー・メータオクリニック」
ミャンマー。戦闘に巻き込まれ、国軍が埋めた地雷で脚を失う民間人。身体だけでなく心の傷も大きい。かれらを支えるメータオクリニック。公的支援はなく寄付で運営。財政難。
シンシア院長「民族や宗教に関係なくすべての人の尊厳と安全を守る必要があります」

出所:NHK キャッチ世界のトップニュースより転載

■12月14日(土)「大学ゼミでお話」
火曜日は都内の大学のゼミに読んでいただき難民・仮放免者の現状について話しました。大変ありがとうございました。 先生や学生の皆様からのご質問に返答することを通して考えを深めることができました。命や健康を損なう人が目の前にいるけれどもそれで良しとすることの背景はなにか

出所:大澤優真作成資料

■12月14日(土)「制度の穴に落ちている『仮放免』の人々 民間で支えるには限界が来ている」
『週刊金曜日』で雨宮処凛さんにインタビューしていただきました。ミャンマーの方とご一緒です。ずっと仮放免で文字通り死にかけていました。昨日、雑誌に載ったと電話したら喜び、彼はミャンマーで起きていること、日本での難民の困難な状況を伝えたいとお話されていました。

出所:週刊金曜日ウェブサイトより転載
特集:雨宮処凛責任編集|週刊金曜日公式サイト

■12月14日(土)「Lacking support, asylum seekers in Japan end up living on streets」
朝日新聞「ホームレス化する難民」の連載、英語記事です。助けを求めてきた妊婦を路上に留め置くのはダメ。日本の現状を多くの人に知っていただきたいです。

Lacking support, asylum seekers in Japan end up living on streets | The Asahi Shimbun: Breaking News, Japan News and Analysis
After fleeing brutality in their homeland and bouncing around from country to country, an African couple thought they could find solace in Japan.

■12月14日(土)「群馬へ」
今日は群馬・前橋で外国人医療に関するミーティング。 目の前で医療を受けられず苦しむ人たちの命と健康をいかにして支えるかこれは医療機関を支えることも意味しています。 排除ではなくどうしたら包摂できるのか。ワーカーはその任務があります。医療者にも信念がある。できること、します。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■12月14日(土)「(現場へ!)ホームレス難民:5 届かぬ支援、人の尊厳とは」
連載最終回です。 今も外で助けを求めている人がいます。
「申請者の一人は言った。『冬になると、命が危険になると思う。ときどき思い出して、見に来て下さい。もしひどい状態だったら、助けてください』」

(現場へ!)ホームレス難民:5 届かぬ支援、人の尊厳とは:朝日新聞デジタル
 「ここが、私のベッドだよ。変わらず。この5カ月間」。11月の東京都内の公園で、アフリカ出身の難民申請者ジョゼさん(仮名)はそう言って、土の上に置かれた数枚の段ボールを指さす。 ジョゼさんとは6月にこ…

■12月14日(土)「【朝日新聞 掲載】定塚遼『(現場へ!)ホームレス難民:全5回連載』」
定塚記者の連載を勝手にまとめました。 路上で生活することを強いられている難民のリアル。是非ご覧ください。まずは現実を知ってほしい。
「ときどき思い出して…ひどい状態だったら、助けてください」

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