2024年12月、定塚遼記者の連載です。第3回でインタビュー記事を掲載していただきました。
これが路上で生活することを強いられている難民のリアル。まずは知ってほしい。是非ご覧ください。どうにかしなければなりません。
第1回:妊婦の食べ物はゴミ箱から 苦しむ日本の難民申請者 支援なく路上に
路上の妊婦。いま日本で起きていることです。
「体調がどんどん悪くなり、何度も倒れそうになった。とにかく、おなかにいる子の命のために生き延びなければ、とだけ思っていました」
第2回:野宿の妊婦も支援されず 難民条約加入40年超、支える法律なき日本
「妊娠中の体に、深夜、冷たい雨が吹き付ける。寒くて眠れない。夫がゴミ箱から拾ってきてくれた食べ物のかけらで、栄養をとる。政治的弾圧から逃れて、アフリカから今秋日本に来た20代…東京で路上生活を経験した」
第3回:命つなぐ民間、運営は限界
路上に放置された難民。若者、妊婦、子供。保護してきましたがまもなく限界が。断ることも増加。命を支えられない。
「継続支援の費用がかさみ、運営は厳しい。…『大げさではなく、救える命が救えなくなる』」
第4回:「私も、同じ人間ですよね?」 移動も制限 悩む難民申請者の子ども
16歳。SNSの差別発言は「悲しいとは思うけど、毎日感じる差別に比べると、正直あんまり。自由に行きたい所に行くとつかまるとか、お金がなきゃ食べられないのに働いたらつかまるとか。そういう中で過ごしてますし」
第5回:「冬になったら命が危険に」公園で耐える難民申請者 人の尊厳とは
連載最終回です。 今も外で助けを求めている人がいます。
「申請者の一人は言った。『冬になると、命が危険になると思う。ときどき思い出して、見に来て下さい。もしひどい状態だったら、助けてください』」
英語版:Lacking support, asylum seekers in Japan end up living on streets
朝日新聞「ホームレス化する難民」の連載、英語記事です。助けを求めてきた妊婦を路上に留め置くのはダメ。日本の現状を多くの人に知っていただきたいです。