2023年11月20日（月）～26日（日）の記録（https://twitter.com/yumananahori）です。
■11月20日（月）「大変です」
朝は入管でした。今は家賃が払えずに路上生活になりかけている仮放免の方の家に来ています。このあとは同じく路上生活になりかけている入国まもない難民の方のところに行きます。その他に今日中に家賃を納めないと追い出されてしまう難民の方が7人います。医療関係の相談も3件来ています。大変です。
■11月20日（月）「ボコハラム」
両親がボコハラムに殺された若い男性に会いました。残された家族は彼だけ。ノートいっぱいに日本語の勉強をしていました。「はる、ふゆ」「みぎ、ひだり」YouTubeを見て勉強しているそうです。 家賃払えずに路上生活の危機にあります。外は寒い。短パンしか持っていない。ホームレス化を防がなければ。
■11月21日（火）「世界の難民は1億840万人、世界人口の74人に1人」
今日も事務所に入国まもない難民の方が来ました。困っていることはよくわかる。しかし十分な対応ができません。他の人もそうですが救えない人が多すぎます。 世界の難民は1億840万人。世界人口の74人に1人。2022年は過去最大の増加数。これからも増えていくことが予想されます。
■11月22日（水）「食料支援」
今日は難民や仮放免の方に食料を送りました。ご寄付をくださった皆様、ボランティアを担ってくださった皆様、大変ありがとうございました。今月もなんとか送ることができました。 数は50世帯。増え続けています。食料を送らなくても良い社会であることを願います。
■11月22日（水）「アディクション」
アルコールのアディクションで苦労する外国籍の方。本人もまわりもとても苦労しています。何か解決策があるでもなく難しい状況が続きます。ソーシャルワーカー、支援者として何ができるか、すべきか、すべきでないか。日々修行です。
■11月25日（土）「【外国人の命と尊厳】〜難民、仮放免状態にある方々の支援現場から〜」
宇都宮健児さんのYouTubeに出演しました。
①「生きていけない」仮放免状態にある人たち、②「ホームレス化」する入国まもない難民、についてお話しました。よろしければご覧ください。
■11月26日（日）「ガラパゴス」
織田裕二さん主演のNHK「ガラパゴス」、最終話の最後の方を見ました。それだけでも心に残るものがありました。皆それぞれに「真面目」に働くのに「苦しい」まま。しかし、その光景は可視化されない、見ようとされない・しない。それでも「正直」に生きていこうとすること。
■11月26日（日）「マリの日 Mali Day」
今日はこちらに来ています。マリの日。沢山の方が参加されています。1222年に世界初の人権宣言を発表したのがマリとのこと。知らないことが多いです。
マリのご飯も沢山いただいています。マリの友人が次から次へと持ってきてくれています。美味しい。唐揚げみたいなものは甘いパンです。ピーチジュースみたいなものはジンジャージュースです。元気になります。
空手の演舞が始まりました。この流派で初めて段をとったマリの方と皆さんの演舞です。拍手が起きています。
アフリカの布や服を販売・作成されている茂木さんのお話。マリの女性から「彼女は日本人だけど心はアフリカ人です」と紹介されています。30年以上、そのお仕事をされているとのこと。
ギニア、ベナン、ガーナ、ニジェール、ブルキナファソの代表の方々の話。最後にオスマン・サンコンさんのお話。義理と人情、わびさび、のお話。
輪になって歌って踊っています。
さらに躍りがすすみます。
