2024年4月22日(月)~29日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計98件の相談を受けました。
食料相談×12/住居相談×14/医療相談×24/入管関係相談×12/日本語教育相談×5/その他×31
4月(4月1日~29日)は254件の相談でした。※うち1週間は記録とり忘れ
食料×23/住居×55/医療×57/入管関係×22/日本語教育×22/その他×72
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■4月23日(火)「ブラックボックスが明らかになるように」
月曜日はマークさんの裁判でした。入管職員による暴行は明らかなので法的にしっかり対応されることを願っています。マークさんは今もトラウマに苦しんでいます。 同じく入管で暴行を受けたドミンゴさんの裁判も行われています。ブラックボックスが明らかになることを願います。
■4月23日(火)「中野夜回り」
月曜夜は中野夜回りでした。路上生活されている方のところに行き、食品や情報をお渡しします。
一緒に行った方がお知り合いの女性に話しかけました。とても足が痛そう。腫れてただれています。しかし、支援への繋がりは難しい。私は何もできていないのですが、より良い方向に進むことを願います。
■4月23日(火)「食料支援の日」
今日は難民や仮放免の方への食料支援の日でした。食品や野菜をくださったサポーターや農家の皆さま、作業を担ってくれたボランティアの皆さま、大変ありがとうございました。今月も何とか送れました。 明日の食べ物を心配しないで済む社会になることを願います。
■4月24日(水)「SDGsの前文・宣言」
「わたしたちは、持続可能な世界を築くためには、極度の貧困をふくめ、あらゆる形の、そして、あらゆる面の貧困をなくすことが一番大きな、解決しなければならない課題であると、みとめます」
■4月25日(木)「無料低額診療事業から見えること」
無料低額診療事業で救われている困窮状態の方は多くいます。無低診に特徴的なものの一つに裁量性ということがあると考えています。この裁量性があるからこそ、どの制度にも捕捉されない人々(ワーキングプア、ホームレス、外国人など)を支えてこれたのだと思います。
その一方で、無低診に基づく診療は申請すれば必ず受けられるものではなく、本人の状況や医療機関の経営状況などで可否が判断されます。医療機関にとって財政的裏付けがないのでそれは当然なことです。困窮者側から見ると、かれらはお願いする立場にとどまり続けます。受診可否の判断軸はしばしば不明瞭です。そこで摩擦が起きてトラブルになることもあります。そして、善意に基づいた無低診も限界を迎えつつあります。
制度的保障がなされている上で、グレーな状態にある人たちを繋ぎの役割として無低診で支える時はさほど摩擦は生まれないのだと思います。しかし、制度的保障が不十分で困窮者が増加し、かれらが無低診でしか支えられないという状況が起きた時にこの摩擦は強く生じます。
無低診で受診する人たちは制度からこぼれ落とされている人たちです。日本の縮図かもしれません。この人たちに対する医療保障が求められています。
■4月26日(金)「切手代すらない」
仮放免の母子家庭の母から連絡。お金がなくて咳き込む子どもを病院に連れていけないとのこと。交通費もない。この家族は切手代すらありませんでした。残念ながらこれは珍しいことではありません。
その他に、今日は家賃が払えない、腕が痛いが病院に行けない相談などありました。仮放免者の現実です。
■4月26日(金)「仮放免状態の高齢男性が路上生活」
今日支援者の方から連絡。高齢の仮放免状態の方が路上生活をしているとのこと。しかも重病。関係各所に情報収集中。 すでに民間シェルターはありません。住居を借りたら家賃や光熱費や保険料などで年間100万円程度かかります。医療費は1ヶ月に6万円ほどかかるという試算。厳しい。何ができるか。
■4月27日(土)「一時旅行許可の却下」
何言語も話せる仮放免状態の難民の方に通訳ボランティアをお願いしました。県境を跨ぐので入管に「一時旅行許可」をお願いしたのですが、却下となりました。彼は私たちの事務所に来れませんでした。理由はわかりません。