ラマダン「とても楽しいですよー」/#永住許可の取消しに反対します/貧困の自己責任化

2024年3月11日(月)~17日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
ーーーーー
今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計92件の相談を受けました。
食料相談×7/住居相談×38/医療相談×21/入管関係相談×8/日本語教育相談×6/その他×12
ーーーーー

■3月11日(月)「外国人と生活保護」
今日は支援者の方が外国籍の方と一緒に生活保護申請へ。
特定活動という在留資格の外国籍の方からの申請は初めてなので申請を受け付けるかどうかを判断したいとのことで支援者の方が様々尽力しましたが申請を断られたのことです。厚労省から外国人と日本人で保護の取扱いに差をつけてはいけないと通知に示されていますが、これに反した行為です。 このような対応は各地でみられます。通知に基づいた適切な対応を求めます。

■3月12日(火)「省庁交渉」
今日は移住連(https://migrants.jp/index.html)の省庁交渉でした。私は気楽に参加するだけだったのですが、ご準備してくださった関係者の皆様、大変ありがとうございました。
省庁交渉では、民間医療機関にオーバーステイの人の通報義務がないこと、法的に全く問題がないことなどが確認されました。移住連からそのことを各医療機関に周知徹底してほしいと要請をしたところ、厚労省からは拒否的な返答がありました。法律上のことを周知して欲しいだけなのですが残念です。 まずは民間支援団体で周知徹底できればと考えています。しかしこれは国の仕事なのではないかなとも感じています。

出所:省庁交渉資料

■3月12日(火)「お米」
皆様から沢山のお米のご寄付をいただきました。大変ありがとうございます。食べ物に事欠いている難民や仮放免状態の方々にお米を送ることができます。強く感謝申し上げます。 支援をしつつ制度改善を求め、明日の食べ物を心配しなくても済むような社会を望みます。

出所:大澤優真撮影

■3月13日(水)「ラマダン『とても楽しいですよー』」
今日は仮放免状態の方の受診同行でした。指定難病を患っていますが、仮放免状態の方が難病認定されることにはとても大きなハードルがあります。そのため自費です。診療費は1万5000円程度。薬代はいつもは2万円程度ですが、ジェネリック医薬品の供給量不足のため先発品のみ、3万1000円になりました。次回はどうにかしてジェネリックでお願いできないかうかがいましたが、「どうにかしたいのですが何とも言えないんです…」とのことでした。薬がないと著しく生活に影響するため今回は少し我慢という選択肢もなく受け入れざるを得ないという結果でした。ご本人も心配されていました。何度もありがとうとお話されていました。
受診が終わってお祈りの時間に。日本にはお祈りのための部屋が少ないので外でお祈りしていました。1日5回とのこと。先日からはラマダンが始まったので、大変ですねと何気なく言ったら、彼から「まったく大変じゃないです。とても楽しいですよー」とお話があり、ラマダンとは何かを教えてもらいました。勉強になりました。

■3月14日(木)「#永住許可の取消しに反対します
大問題です。この法案が通ってしまったら日本に長く暮らしている人の生活が不安定になります。あえて不安定化させる必要はありません。背景に、立法者の「外国人嫌い」を感じざるを得ません。私は「NO」です。

あなたの声がチカラになります
#永住許可の取消しに反対します

■3月15日(金)「ミャンマー抵抗歌『カバマチェブー』」
この歌を教えてもらいました。 ミャンマーの方が「日本で歌えることが嬉しい」と泣いていたとのことです。

ミャンマー抵抗歌「カバマチェブー」多言語版|数宝照夫
 昨年、総選挙の結果を踏みにじって国軍がクーデターを起こしたミャンマー。暴力的な支配に抗議する人びとが歌っている抵抗歌(プロテストソング)のひとつが「カバマチェブー」です。これは「Dust In The Wind」(カンサス)という原曲に軍事政権への抵抗を内容とするビルマ語の歌詞がつけられた歌です。  「血によって書...

■3月16日(土)「法や制度は自ずとあるのではなく人がつくるもの」
1月に、ホームレス状態になっていた入国まもない1歳のお子さんのいる家族を保護しました。 家がなく万策尽きて本当どうしようと悩んでいたところ、「私の家によかったら是非」とお話いただき、そのまま2ヶ月ほど住まいを提供していただきました。ご家族も私も心からホッとしました。感謝しきれません。大変ありがとうございました。
その後、関係者のご尽力で次の住まいを見付けることができ、ご家族は先日転居しました。善意をくださる方がいることはご本人にとってもそうですが、私(支援者)にとってもとても励まされることです。法や制度は自ずとあるのではなく、人がつくるもの。可能性を感じています

出所:フリー素材

■3月16日(土)「貧困の自己責任化」
納税しない・できない理由のひとつに生活困窮があることは明らか。生活に困窮することで永住資格を剥奪することは「貧困の自己責任化」の最たるものです。 日本に長く暮らす永住者はこの日本で生活する中で困窮している訳です。貧困の根本的なところ・構造的なところを放置して、困窮した人を捨て去るような対応をしていては、日本の貧困問題は改善されません
#永住許可の取消しに反対します

あなたの声がチカラになります
#永住許可の取消しに反対します
タイトルとURLをコピーしました