路上生活をしていた難民/難民フォーラム in 北海道/家族を引き離すことは避けていただきたい

2024年3月18日(月)~31日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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18日~24日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計87件の相談を受けました。
食料相談×3/住居相談×46/医療相談×17/入管関係相談×5/日本語教育相談×6/その他×10

25日~31日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計93件の相談を受けました。
食料相談×12/住居相談×31/医療相談×18/入管関係相談×8/日本語教育相談×3/その他×21

3月(3月3日~31日)は364件の相談でした。
食料×27/住居×152/医療×77/入管関係×33/日本語教育×16/その他×59
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■3月18日(月)「路上生活をしていた難民」
路上生活をしていた難民の方お二人を保護しました。 政治活動をしていました。大統領派に狙われることになり、迫害や暴力を受けていました。頭と腕と足に大きい傷跡
関係者のご協力でとりあえずホテルを押さえました。今後の住居もどうにかしなければなりません。厳しいですがどうにかできれば。ムスリムの方が一緒に支援してくれました。ラマダン中だからこういうことにいつもより頑張りたいと仰っていただきました。 かれらがより良く生きていけることを願います。

■3月22日(金)「生活保護問題で活動 仲道宗弘さん死去 群馬」
仲道さんとお会いする度にお気遣いの言葉をかけていただきました。勇気づけられていました。仲道さんから反貧困ぐんまの総会に呼んでいただいた時はとても嬉しかったです。 ご冥福をお祈りいたします。

生活保護問題で活動 仲道宗弘さん死去 群馬:朝日新聞デジタル
 仲道宗弘さん(なかみち・むねひろ=群馬司法書士会副会長)が20日、くも膜下出血で死去した。58歳。通夜は25日午後6時、葬儀は26日午前11時30分から伊勢崎市太田町545の3の伊勢崎メモリードホー…

■3月23日(土)「高いホテル代」
月曜日に路上生活になっていた入国まもない難民の兄弟を保護しました。警察からの暴力による傷跡は痛々しかった。 今後はシェアハウスと考えていたのですが1ヶ月ほど空きがなく。どこのシェルターもいっぱい。高いホテル代が出ていく一方です。しかし寒い路上に戻すわけにもいかない。困りました。

■3月23日(土)「パン屋でチャリティー」
水曜日は東京のとあるパン屋さんでチャリティーイベントでした。難民認定申請中の方がスリランカミルクティーを出しました。同じ材料を使っても彼のつくる味は出せないですね。 関係者の皆さま大変ありがとうございました。地域で支えられています

出所:イベントのチラシ
出所:大澤優真撮影

■3月23日(土)「難民不認定」
先日、難民認定申請をしていた方から難民不認定だったという連絡がありました。政治的な紛争に巻き込まれて逃げてきて15年以上が経ちます。その間に何度も家を失いました。 6月頃から3回以上の難民認定申請者は申請をしていても本国に強制送還することができるようになります。彼もその対象です。

■3月23日(土)「現場でのコミュニケーション」
木曜日は難民認定申請中の仮放免状態の方の通院同行でした。1年以上薬を飲んでやってきましたが、これ以上はよくなりません。 医師と看護士の方に保険がない中でどこまでやれるか相談。その上で5万円程度必要になりました。厳しいことは変わりませんが、こうした現場のコミュニケーションはとても大事です。

■3月25日(月)「難民フォーラム in 北海道」
昨日はこちらでお話ししました。企画運営してくださった皆さま大変ありがとうございました。
ご登壇いただいた皆さまの日頃のご活動ご尽力には本当に頭が上がりません。お話をうかがい、行き場のない人たちの支援を「健康」「尊厳」という軸で理解することができました。同時に、わたしが国内で行っていることは国外の出来事にも通じている。私が国内の難民・仮放免者支援をすることで、故郷を離れざるを得ない、帰りたくても帰れない人たちがいるということ。なぜそういう状況になるのかということに目を向けることができる。国内の支援も国外の支援も両方大事で、お互いに影響しあえる。自分の立ち位置というのが見えてきたように感じています。
他にも学んだことが多くあります。動画を見返せるなら見返したいくらいです。とても良い経験でした。

出所:主催者提供資料
出所:主催者提供資料
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

3月27日(水)「火傷で救急搬送される子供」
支援する仮放免状態のご家族の母から連絡。小さいお子さんの頭と顔と首が血が流れているように真っ赤になっている写真。家で遊んでいた時に謝って熱湯を頭から被ったとのこと。緊急搬送できたようでとりあえずよかったです。「未だに震えが止まりません」とお話しされていました。
別のご家族。女性、生理ではなく出血が続いていて心配、お金がなく病院に行けないとのことでした。現在調整中です。 女性の支援は女性がやった方がいいと思います。ご本人が私に言いにくいこともあるでしょうし、私では対応できないこともあります。しかし支援者は限られているのでなかなか難しい状況です。

3月27日(水)「家族を引き離すことは避けていただきたい」
支援する仮放免のご家族の日本生まれのお子さんに在留資格が出ました。よかったです。ホッとしました。お子さんは成績優秀で進学のために努力されていたので追い風になるのではないでしょうか。 その一方で、家族全員に在留資格が出たわけではありません。家族を引き離すことは避けていただきたい。

■3月28日(木)「エノキとブナシメジ」
入国から半年ほど経つ西アフリカの難民認定申請中の方に、エノキとブナシメジなど食べ物を送りました。本国の人たちはキノコを食べないようで「どうやって食べるんですか?」 諸々お伝えして「OK, I’ll try it」とのこと。 知り合いの来日15年くらいの西アフリカの方は納豆大好きとのことでした。

出所:フリー素材

■3月28日(木)「食料支援」
火曜はつくろい東京ファンドで難民や仮放免状態の方への米や野菜などの発送日でした。51世帯です。 何人もの方から沢山の米野菜のご寄付をいただき、ボランティアの皆様と送りました。皆様いつもありがとうございます。強く感謝申し上げます。 明日の食べ物を心配しないで済む社会になることを願います

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
【物品寄付のお願い】国籍を問わない困窮者支援活動にご協力ください。 | つくろい東京ファンド
一般社団法人つくろい東京ファンドは、国籍を問わず、生活に困窮している人々の住まいと暮らしを支える活動を展開しています。2022年以降は新規に日本に来られた難民の方からの相談も増えています。先日、ジャーナリストの安田菜津紀さ

■3月28日(木)「鍋会」
火曜夜はつくろい東京ファンドの「鍋会」(食事会)でした。今月はちらし寿司+鰤のあら汁+オムライス。 シェルターからアパートに移った皆さんのご参加。料理上手な方が手際よく作ってくれました。8杯食べる人もいました。楽しかったです。来月はビーフ&クリームシチュー予定。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■3月29日(金)「ワタラッパン」
難民認定申請中の仮放免状態の方からいただきました。ワタラッパンというデザートだそうです。手作りです。 たまご、ココナッツミルク、スリランカの黒砂糖、カルダモンが入っています。食べた方がスリランカプリンと言っていましたが、まさにそんな感じです。おいしかったです。

出所:大澤優真撮影

■3月30日(土)「民医連の医療と研修を考える医学生のつどい」
今日はでこちらでした。群馬県高崎市で、北関東医療相談会の長澤正隆さんと長澤和子さんと一緒に「困窮する難民・仮放免者の実態」についてお話しました。 多くの医学生、医師、医療関係者の方がいらっしゃっていました。まずは現実を知ってもらうそしてどうするか。ご一緒にできれば幸いです。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■3月31日(日)「紙芝居」
今日はご近所のイベントに参加しました。プロの皆さんによる紙芝居です。小学生の時に近所の公園に自転車の紙芝居屋が来ていたことを思い出しました。 赤ちゃん、お子さん、親御さん、大人、海外の方、沢山いらっしゃっていました。楽しかったです。絵本は詳しくないですが好きです。特に絵。

出所:大澤優真撮影

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