悲しい事件が多発する前に/スリランカチャリティイベント/支援者の多様性と「善人」

2024年8月5日(月)~18日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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5日~11日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計76件の相談を受けました。
食料相談×4/住居相談×14/医療相談×16/入管関係相談×5/教育関係相談×13/その他×24
12日~18日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計66件の相談を受けました。
食料相談×4/住居相談×19/医療相談×11/入管関係相談×9/教育関係相談×4/その他×19
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■8月5日(月)「コメ高騰、11年ぶりの水準 昨年の猛暑影響」
農水省は「コメ不足という事態にはならない」とコメント。難民や仮放免者など困窮している方への食料支援に影響が出ないか不安です。現状、ご寄付は減っています。

コメ高騰、11年ぶりの水準 昨年の猛暑影響
昨年の猛暑による不作でコメの流通量が不足し、価格が高騰している。

■8月6日(火)「悲しい事件が多発する前に」
難民・仮放免状態の方々からのSOSが止みません。2万円の医療費。5万円の家賃を3ヶ月滞納。数十万円の手術が必要。赤ちゃんも子どもも大人も高齢者も。 今でも不十分ですが、今後この支援がいつまでできるのかはわかりません。支援する力が失くなり悲しい事件が多発する前に制度的対応が不可欠です。

■8月7日(水)「できないんじゃなくて、しない」
日本と同程度の経済規模にある諸外国でできていることで日本ができていないこと。 私は日本は「なんでできないんだろう」と考えていましたが、ある支援者の方から「できないんじゃなくて、しないんじゃない?」とお話がありました。

■8月9日(金)「子供の権利条約」
子供の権利条約に日本は1994年に批准しました。日本には制度的に医療や教育から排除されている子供がいます。困窮する子供のいる家庭からの相談が頻繁に来ています。 少なくとも子供はどのような背景でも保護されるべきことはこの条約からも明らか。でも放置されています

出所:UNICEFウェブサイトより転載
カードで学ぼう!子どもの権利条約 | 日本ユニセフ協会
子どもの権利条約を分かりやすく知ることができる、デジタル版のカードです。第1条から第40条までのカードをクリックしてめくると、抄訳を読むことができます。

■8月13日(火)「スリランカチャリティーイベント」
今日はつくろい東京ファンドのカフェ潮の路でスリランカチャリティーイベントでした。
スリランカスペシャルセット(チキンカレー・ダールカレー・トマトサラダ)と各々単品とスリランカパンが並びました。 お越しくださった皆様ありがとうございました。また開催します。よろしくお願いいたします。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■8月14日(水)「支援者の多様性と『善人』」
私が支援する時に、意識的・無意識的に私の価値観で支援しています。後々、配慮が足りなかったなと思うことや、もっと厳格に(?)やっておけばよかったなと感じることがあります。しかし、私一人ですべてはできず。当たり前のことかもしれませんが、支援者にも多様性が必要なのだと考えています。
加えて、支援者ー少なくとも私ーは「善人」ということはなく、胸を張って堂々と自分のことを誇れるようなものでもないなとも感じています。 何かに加担している、誰かを傷つけているという意識が頭の中でチラチラしていますし、実際そうなのだろうとも思います。抽象的ですが。「困難」な状況にある方の支援をするということはそういうことなのかもしれません。そう考えると少し前向きに捉えられるような気持ちもします。こちらの広報誌の最新号を拝読して改めてそう感じました。

広報誌「テラス」第37号発行 
広報誌「テラス」第37号を発行しました。目次特集ことぶき協働フォーラム2024を振り返ってだれも排除しない、されない社会づくり ~横浜寿町の『協働』がひらく私たちの未来~ ◇前編:だれも排除しない寿の... 

■8月14日(水)「困窮する外国人支援 実践マニュアル ー在留資格・帰国支援ー」
『民医連医療』に連載を寄稿しました。タイトルは「困窮する外国人支援 実践マニュアルー在留資格・帰国支援ー」です。よろしければご覧ください。

民医連医療 2024年9月号 – 全日本民医連
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