2023年2月27日(月)~3月5日(日)のTwitter(https://twitter.com/yumananahori)の記録です。
■2月27日(月)「ネクストゴール達成!」
「りんじんハウス」プロジェクト、ネクストゴールを達成しました。ご支援いただいた皆さま、大変ありがとうございました。いただいたご寄付は「ホームレス化の危機にある難民・仮放免」のために使います。ホームレス化を防ぐための「りんじんハウス」と家賃サポートです。
このクラウドファンディングを開始してから日に日に状況が悪化しているように感じます。大袈裟ではなく皆さまからいただいたご寄付で人の命と健康が救われています。移民政策も難民保護政策もない。今が過渡期なのではないでしょうか。「あの時大変だったね」と言える未来が来るのだろうと思います。

■2月27日(月)「タバコ屋からギリシャへ」
多くの方に読んでいただきたいです。タバコ屋からギリシャへ。外国人支援だけではなく、それ以外のところにも示唆的なお話が沢山です。

■2月28日(火)「路上生活」
路上で生活されている方にうかがいました。今朝、公園で路上生活されていたご高齢の方が亡くなったそうです。会ったことのない方ですが、色々と考え込んでしまいます。
■2月28日(火)「Thanks」
月曜日は仮放免の方と一緒に病院に行きました。整形外科です。別の病院で100万円の手術が必要という話があり戦々恐々としていましたが、とりあえず手術しないで済むことになりました。ホッとしました。診察費は病院で持ってくださいました。感謝しかありません。ありがとうございました。
月曜日は別の仮放免の方が手術を受けていました。失明の可能性があるのでその手術です。病院の方もかなり努力してくださり抑え目の手術費用にしてくださいました。その費用は北関東医療相談会からサポート。手術できてよかった。病院の方、ご寄付いただいた方、助成金団体の方、大変ありがとうございました。ご本人からも手術の写真と共に「Thanks」とメッセージがありました。
夜は難民の方に事務所に来てもらって、服と食べ物をお渡ししました。彼は住む家がなく、ずっとホテルで保護しています。毎日数千円が出ていきます。続けられません。でも、家はありません。頭を悩ませています。
その後は中野夜回り。暖かくなってきましたが、やはり夜は冷えます。路上にいたら心配な方がいます。なぜこの方は路上に居続けるのだろうか、それを考えないで自己責任と切り捨てていないか。この方に親身になってサポートを続ける支援者の方からお話を聞いて自分に問いかけていました。
■2月28日(火)「外国人の子ども支援 日本語学校NPO 受講希望急増で苦境 公的支援求める声」
適切な移民政策を国が示さないままだからこうなるのではないでしょうか。早期に対策をとるべきです。ご本人や周囲の「自助努力」だけに頼るべきではないです。

■3月1日(水)「生活苦を理由に大学進学を断念」
家賃も払えず光熱費も払えず携帯代も払えない仮放免状態のご家族からの相談。コンビニのフリーWi-Fiでメールをいただきました。なんともしようがありません。
支援者の方から家賃が払えず生活に困っている新規難民の方のご相談を受けました。入国制限が緩和されてから難民の方がどっと日本に逃げてきています。公的支援の枠組みがほぼ皆無なのでなんともなりません。支援団体や個人が手弁当でどうにかしようとしていますが、なんともなっていないという状況です。このままだと、やっとの思いで日本に逃げてきたのに犯罪に巻き込まれる人や健康を理由に亡くなる人が出てくると思います。見えていないだけどもう起きているのかもしれません。
永住者の方からも相談を受けました。重い病気があります。医療費が払えません。様々な理由で生活保護は申請できなさそうです。お子さんは生活苦を理由に大学進学を断念したそうです。なんと声をかければいいのか。ごめんなさいとしかいいようがありません。無責任には言えませんが生きていってほしいです。
■3月1日(水)「割り切るしかないが…」
以前より本当にどうもできなくてサポートをお断りすることがあったのですが、ここ最近はそのようなことが増えています。割り切るしかないですが、ご本人から辛い気持ちを投げ掛けられたり、「私がここで支援しなかったらこの人は死んじゃうかもな」と思ったりするのでモヤモヤします。これはあらゆる支援に携わる人たちの多くに共通することでもあるかなと思います。どうもできないことばかりですが、できることを探して動いていきます。物事が良い方向に進むことを願います。
■3月2日(木)「2022年の出生数が初の80万人割れ 想定より10年早い少子化ペース 回復には教育費の負担軽減を」
この状況が続けば、海外に出ていく若い世代が増えるのではないでしょうか。
「政府機関の推計より10年ほど早いペースで少子化が進んでおり、この傾向が続けば、社会保障制度や国家財政の維持が厳しさを増すのは避けられない」

■3月2日(木)「イタリア:難破した移民船の生存者に心のケアを提供」
「この悲劇的な難破事故が再び突き付けたのは、制限的な移民政策では窮状に立たされた人びとの移動止められないという事実です。他に選択肢がない以上、人びとは命を危険にさらし続けるでしょう」
「イタリアと EU加盟国政府は、移民と人道援助を犯罪扱いすることをやめ、代わりに、安全かつ合法的で十分な移住の手段を提供し、移民や難民の支援・保護の仕組み作りに注力すべきです」
■3月2日(木)「2022年の出生数、初の80万人割れ 想定より10年早く…『賃金が低いから無理』」
せっかく暮らしている社会なのでどうにかしたい気持ちはありますが、先行きが見えない状況が続くのなら、海外に出稼ぎに行きたいという気持ちもあります。

■3月2日(木)「命を絶ったイタリア人男性・・・急増する外国人ホームレス」
ディレクターの方から今週3月4日(土)の「報道特集」に難民や仮放免者の「いきていけない」生活状況について放映されるとご連絡いただきました。よろしければご覧ください。
■3月2日(木)「外国人の生存権保障ガイドブック」
2022年9月に出版した本が電子書籍として出版されています。ぜひご覧ください。
■3月3日(金)「生活保護と外国人『準用措置』『本国主義』の歴史とその限界」
明石書店から本を出版しました。タイトルは『生活保護と外国人 『準用措置』『本国主義』の歴史とその限界』です。外国人保護の現状と歴史がわかります。外国人保護の議論の土台にしていただければと思います。まだ販売されていませんが、販売されたらご覧いただければ幸いです(注:その後、無事に発売されました)。
■3月4日(土)「また被害者が生まれた」
昨日は支援者の方から難民の方が生活費の見返りに性的関係を強要されたことを聞きました。またかと。難民に公的に衣食住の支援をすべき。また被害者が生まれる。
■3月4日(土)「仮放免者って何ですか?」
昨日は支援者の方から「私が普段参加している地域の子ども食堂でこのリーフレット(↓)を持っていったら『仮放免者って何ですか?』って。こういう問題に関心があってもやっぱり知らない人ばっかりですね」とお話がありました。 多くの方に知ってもらいたいです。

