2024年12月16日(月)~29日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計107件の相談を受けました。
食料関係×8/住居関係×24/医療関係×18/入管関係×5/教育関係×4/その他×48
先週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計71件の相談を受けました。
食料関係×4/住居関係×20/医療関係×9/入管関係×10/教育関係×3/その他×25
12月(2日~29日)は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計308件の相談を受けました。
食料関係×21/住居関係×65/医療関係×39/入管関係×22/教育関係×16/その他×145
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■12月18日(水)「食料支援」
つくろい東京ファンドで難民・仮放免の皆さんに食料を送りました。増えて55世帯。ご寄付・米や野菜・物品のご寄付をくださった皆様、ボランティアの皆様大変ありがとうございました。 米不足で量を通常の半分にして送っています。なんと続けていきたい。明日の食べ物を心配しないでいい社会を望みます。
■12月18日(水)「緊急声明『500円(0.7%)ではスズメの涙だ ケチ臭いことはやめて、13%以上の大幅な生活扶助基準の引き上げを!』」
物価高で困窮している人に「月500円上げてあげました、よかったね」というのは、足下を見ているようなバカにしているような対応だと感じています。
■12月18日(水)「沼袋」
たまたまラジオをつけていたら武田砂鉄さんのラジオでタブレット純さんが出ていて沼袋に住んでいたという話が。新刊の自叙伝をすぐに買いました。 後日、タフで素晴らしい活動をされているNPO代表の方と話していたらかつて沼袋に住んでいたと。 11年沼袋で活動してきました。沼袋には何かがあるのかも。
昨年101年の歴史に幕を閉じた『週刊朝日』の最終号にはライターの和田靜香さんが沼袋特集「ずばり東京2023 @沼袋 だから沼袋」を寄稿されています。つくろい東京ファンドのことも。 都心に近いけど家賃安い。キャッチフレーズは「とかいなか」。
■12月19日(木)「ドイツの外国人・難民認定申請者・非正規滞在者と生活保護」
『民医連医療』2025年1月号に連載を寄稿しました。 タイトルは「ドイツの外国人・難民認定申請者・非正規滞在者と生活保護」です。日本の現状と比較すると見えてくるものがあります。よろしければご覧ください。
■12月21日(土)「400年前への巻き戻し」
1601年イギリスの救貧法は「生活困窮者の救済を目的とするものではなく、あくまで治安目的であり、働けるのに働かない者を懲らしめ、その根性を叩き直し働くようにさせる」ものでした。その後、貧困の背景には社会的問題があることが各種調査等を通して明らかになり、貧困はあってはならないという社会規範へと少しずつ変化していきます。
でも、正直、群馬の状況を見ていると400年前への巻き戻しが起きているような気もします。考えの拠り所がないと感じるなら歴史に学ぶといいのだろうと思います。かつ、難民や仮放免者には「叩き直し」て「社会」が求める人間にするのではなく、就労も保護もせず存在を消し無いものとすることで解決を図ろうとする現代日本は果たしてあの時代のイギリスよりも丸っきり良いと言えるのか。なぜこうなってしまうのか。突破口は何か。根元から考えざるを得ない。
■12月24日(火)「Merry Christmas!」
Merry Christmas!今日はつくろい東京ファンドのクリスマスパーティーでした。コロナ禍を経て5年振り。ようやくできました。シェルターやアパートやボランティアの方。胎児から90代。公民館で11国籍50人。ワイワイしました。誤って100人分作ってしまいました。世が賑やかな時にこそ賑わいます。
■12月24日(火)「3つの『見えない壁』を越える:クラウドファンディング スタート!」
つくろい東京ファンドでは3つの「見えない壁」を越えるチャレンジをスタートしました。ご協力いただければ幸いです。この課題は他のマイノリティの社会課題にも繋がります。頑張ります。
■12月25日(水)「中野夜回り」
月曜夜はつくろい東京ファンドの中野夜回りでした。「保存食のクッキーやアルファ米、使い捨てカイロをお渡しし、26日(木)夕方に開催される『中野駅前なんでも街頭相談会』の案内チラシも配布しました。また、朝晩の寒さが厳しくなっているので、注意も呼びかけています」
■12月25日(水)「困窮する移民・難民の支援マニュアル(下)」
雑誌『POSSE』に連載を寄稿しました。「困窮する移民・難民の支援マニュアル(下)」です。前号と併せてご覧いただければ幸いです。
■12月25日(水)「個人的なことと共に振り返る2024年〜出した本、病気発覚、そして至ったある境地〜の巻」
「しかし、同じテーマであっても『政治色』を抜き、徹底的にノウハウ本にしたら売れたという現実。この背景にあるのは『社会を変える』のではなく、個々人がライフハックを駆使してサバイブしていくしかないという殺伐とした現状認識だろう。私はこの事実と、石丸現象などにはうっすらとした、だけど明確な共通点があると思っている」
■12月25日(水)「分断して少数派を保護しない言い訳に」
「少数者の生活保護基準を上げる前に多数派の中間層のボトムアップをしてから保護基準を上げて…」という話を聞きます。これに似たことは他の分野でも良く言われます。 中間層のボトムアップはすべきと思いますが、結局保護基準も、中間層ボトムアップもしないというのを恐れています。
かつこの言い方で意識的・無意識的に少数派を抑圧していった先のことも心配しています。分断して少数派を保護しない言い訳に使われ勝ちということです。 すべての人の生活の苦しさを減らすことからぶれず、方法論は方法論に過ぎないことを理解し実践を重ねなければと感じています。
■12月26日(木)「山積みのダンボール」
つくろい東京ファンドの事務所に行ったら山積みのダンボール。沢山の方から沢山のお米やパスタなど食品をいただきました。心より感謝申し上げます。これで困窮されてる方々に食べ物をお渡しできます。善意をいただいて私自身も励まされています。
■12月26日(木)「Tech CEO resigns after video shows his racist rant towards Asian-American family at California restaurant」
20年の記事。カリフォルニアのレストランでアジア系アメリカ人家族に対する人種差別的な暴言を撮影した動画が公開され、テック企業のCEOが辞任。
差別発言にスタッフが毅然と対応。明るみになり加害者は会社を辞任。反人種差別プログラムに参加。
■12月27日(金)「素敵な人生のはじめ方(10 ITEMS OR LESS)」
クリスマス、たまたまテレビ神奈川をつけたら「素敵な人生のはじめ方(10 ITEMS OR LESS)」(2006)が流れていました。なんだか見てしまいました。映画をつくることはないですが、つくるならこういう映画をつくりたいと思いました。
■12月28日(土)「黒人はなぜ待てないか」
マーチン・ルーサー・キング(1964)『黒人はなぜ待てないか(WHY WE CAN’T WAIT)』(中島和子・古川博巳訳)
「この書を子どもたち…に捧ぐ。おまえたちが、もはや皮膚の色によってではなく、人格の深さによって評価される日の、早く来ることを夢見つつ。」