鍋会/日本生まれの仮放免の若者/Voice of the voicelessー公正公平ー

2024年7月29日(月)~8月4日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計103件の相談を受けました。
食料相談×4/住居相談×18/医療相談×21/入管関係相談×7/教育関係相談×14/その他×39

7月(7月1日~8月4日)は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計417件の相談を受けました。
食料相談×19/住居相談×59/医療相談×82/入管関係相談×30/教育関係相談×37/その他×190
※うち1週間は記録とり忘れ
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■7月31日(水)「鍋会」
今日はつくろい東京ファンドで定例の鍋会(食事会)。地域で暮らす皆さんと一緒に冷やし中華とブラジルのサラダでした。スイカの差し入れもいただきました。私は買い出しだけで料理は皆さんが作ってくれました。 4杯おかわりで大満足。どれも美味しかったです。来月は縁日的メニューの予定です。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■7月31日(水)「困窮する移民・難民の支援マニュアル(上) 生活保護を中心に」
『POSSE』57号に連載を寄稿しました。タイトルは「困窮する移民・難民の支援マニュアル(上) 生活保護を中心に」です。よろしければご覧ください。

POSSE(ポッセ) Vol.56 (発売日2024年03月31日)
『POSSE』(ポッセ)は労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。

■7月31日(水)「貧困を強いられる『仮放免者』」
貧困研究会『貧困研究』の特集に寄稿しました。 特集は「『外国人』と貧困」。拙著タイトルは「貧困を強いられる『仮放免者』」です。  よろしければご覧ください。

貧困研究 Vol.32 - 株式会社 明石書店
貧困研究 Vol.32詳細をご覧いただけます。

■8月1日(木)「日本生まれの仮放免の若者」
お金がなく高校に行けなかった仮放免状態の日本生まれの若者。頑張ってテストに合格したそうですが、入学諸経費の約25万円が工面できないと電話がありました。 通信を卒業して大学に行きたいとのこと。たしかにそうしないと在留資格を得られる可能性は厳しい。将来のために必要ですが、どうしたもんか

■8月2日(金)「できることを」
今日は仮放免の方のお引っ越し。ご本人と支援者の方々と一緒に運搬・掃除をしました。暑い中大変ありがとうございました。最近サボり気味だったのですが、久々に清掃作業をしました。
その後、理由不明ですが警察署に勾留されている方のところに行きました。接見禁止で会えませんでしたが名刺は差し入れできました。弁護士経由で連絡があることを願います。まずは何がどうなっているのを知りたいです。 
その間にお世話になっているMSWの方から電話。いわゆるゴミ屋敷状態になっている方の支援。すでに多くの方が関わっていらっしゃるとのこと。ただどうしても支援の隙間が出てきてしまうのでそこのお手伝いをしました。支援者の皆さん、それぞれの持ち場で頑張っています。
今日は外国籍のご夫妻のところにも行きました。妊婦さんです。出産支援のスペシャリストの支援者の方にも来ていただきました。大変助かりました。聞きたいことを聞けたご夫妻はとても安心したように感じます。このご夫妻は公的窓口に行って出産関係の相談をしましたが受けられるはずのサポートを受けられませんでした。制度を知らなかったり知識不足なのはしょうがないと思いますが、わからないなら拒否するのではなく、まずはどこかに相談していただければ嬉しいです。
事務所には封筒が届いていました。中を開けると水光熱費の請求書。大変な状況だと推測はしますが、何も相談なく一方的に送られても困るので返送しました。
今日のように色々なところに行き、色々な人に出会い、色々な対応をできるのは私としては嬉しいことです。身体とお金の限界もあるのでいつまで続けられるかわかりませんが、できることをやっていきます。

■8月4日(日)「Voice of the voiceless ー公正公平ー」
今日はREN(https://ren-nanmin.org)のイベント「Voice of the voiceless」に参加しました。司会進行、各スピーチも難民の方々でされていました。内容はまさにタイトルの通り。なぜ難民として逃げてくる必要があったのかその背景にある鉱物資源と先進国の負の関係来日後の厳しい現状。まさに声なき人の声でした。現状とその背景がよくわかりました。
「コンゴ コバルト」で検索するとその現状がよくわかります。 ここでは児童労働が行われています。そして、それが巡りめぐってアップルやマイクロソフト、サムソン、ソニーなどの製品で、そうしたコバルトが使われている可能性が指摘されています(https://amnesty.or.jp/campaign/drc/)。私たちが使っているスマホやPCです。
先進国が関与するこの問題は児童労働に留まらず、人の死に繋がり、それが難民を生むと登壇者のお一人が訴えていました。また、別の登壇者の方は先進国ではこうしたことはほとんど報道されないとお話されていました。私自身にも責任を感じています。同時に私が支援している方々の背景にも思いを巡らしました。私にできることで関わっていければと思います。
今回のイベントで感じたのは、「かわいそう」だからというのもいいのだけど、「公平公正」を達成するために何ができるかという視点を大事にしたいということです。難民の皆さんの声なき声を聞いて強く感じました。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
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