路上生活の外国籍者からSOS/支援団体が潰れかかっている今、公的保障が必要/民生委員 学習会

2024年11月18日(月)~24日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計55件の相談を受けました。
食料関係×8/住居関係×9/医療関係×7/入管関係×5/教育関係×1/その他×25
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■11月19日(火)「路上生活の外国籍者からSOS」
路上生活の外国籍の方からSOS。年齢も性別も国籍も何語かもわかりませんが、病気だということはわかりました。公園に向かっています。 先程まで講演会でホームレス状態の難民の話をしていました。相談が止まりません。そして、お金がない中で支援できるかもわかりません。でも今日は寒い。なんとか…。
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公園に行き、あたりをウロウロしてみましたが出会えませんでした。公園の名前が正確ではなかったのでしょうか。Wi-Fiが使えないのか、電源が切れたのか、ご本人からは連絡はないです。寒い夜です。無事を願います

■11月20日(水)「支援団体が潰れかかっている今、公的保障が必要」
今もこの寒い夜に路上生活をしている難民申請者がいます。公的支援が機能しない中、支援団体や支援者が保護してきました。妊婦も子供もいました。しかし、もう限界です。
このままいくと来年6月ごろには資金が尽きます。支援団体や支援者が文字通り「命」を支えてきました。支援団体が存続不可になってもいいですが、国や自治体は放置なので結果として「命の危機」に瀕する難民申請者が増加します。 いま1歳の元気な男の子はこの世にいなかったかもしれません。暴力に遭う人もいるでしょう。とりわけ女性の難民は深刻な被害に遭います。
支援団体が潰れかかっている今、本当に公的保障が必要です。社会的認知も必要です。タイムリミットは迫っていますが、支援団体でできることは頑張ってやっていきます。大変申し訳ありません。ご協力いただければ幸いです。

支援が届かない難民申請者 | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」
 「外務省も人道上、人権上危機にあるというふうに認めている国の方々が、今、東京都内の公園で野宿をされておられます。雨の日も公園で傘を差して寝ております。お金がなくて、誰かが支援をしなければ食べることさえままならない状況です」
難民の「ホームレス化」を防ぐための緊急支援、住宅支援にご協力を! | つくろい東京ファンド
今年に入り、難民認定申請中の方を中心に、外国籍で生活に困窮されている方からの相談が増加しています。最近ではすでに住まいを失い、ホームレス状態になってしまっている方からの相談も少なくありません。外国人の困窮者支援の現状やその背景にあ

■11月22日(金)「“王”との「強制結婚」から逃れて来日したナイジェリア人女性も「難民不認定」に」
RHQが機能していない
「現在は保護費の支払いを停止されている。さらに、知的障害を患っている長男を含む子ども2人との3人暮らし。…いつ大家から追い出されてホームレスになるかわからない」

“王”との「強制結婚」から逃れて来日したナイジェリア人女性も「難民不認定」に…弁護士が指摘する申請手続き・訴訟の“不備”(弁護士JPニュース) - Yahoo!ニュース
11月21日、入管による難民不認定処分の取り消しを求めて訴訟を行っているナイジェリア人女性と代理人弁護士が、訴訟の状況を知らせる記者会見を開いた。

■11月22日(金)「食料支援」
火曜日はつくろい東京ファンドで難民や仮放免の方々への食料支援の日でした。53世帯。増加しています。 野菜やお米などご寄付してくださった皆様、ボランティアの皆様、大変ありがとうございました。私は腰をやってしまったので西アフリカの皆様が荷物を運んでくれました。強く感謝申し上げます。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■11月22日(金)「NPOの内部研修」
火曜はNPOの内部研修でお話しました。「移民・難民・仮放免者の生活保障」です。 ご参加、また沢山の感想をいただき大変ありがとうございました。私が支援活動を始めた時にお世話になった皆さんとお会いすることもできて嬉しかったです。 様々なところで難民や仮放免者の理解が進むことを願います。

出所:大澤優真作成資料

■11月22日(金)「民生委員 学習会」
木曜は都内の民生委員の皆様のところに生活困窮者支援についてお話に行きました。大変ありがとうございました。 私はほぼ聞く専門。ワーカーの村田さんから「スキマバイト」など困窮者支援の最前線のお話。勉強になりました。民生委員の皆様方と広く支援で連携できると幅が広がると感じています。

出所:大澤優真作成資料

11月22日(金)「困窮外国人と医療機関を支えるための『外国人未払い医療費補填事業』」
『民医連医療』12月号に連載を寄稿しました。今回は重要な制度ですが、あまり理解されず議論されることもない未払い補填事業について書きました。よろしければご覧ください。

民医連医療 2024年12月号 - 全日本民医連
【特集】災害多発日本――「人間の復興」をめざして 建物は東京大学広報センター。春は桜並木になりますが、秋はとこ

■11月22日(金)「トイミッケ佐々木さんご講演」
兼任講師を務める大学でトイミッケ(http://toimikke.org)代表の佐々木大志郎さんにご講演いただきました。 佐々木さんは「新しいホームレス」状態の方の支援をあの手この手でされています。生活保護と上手くマッチせずニーズを満たせない方々への支援です。
「ホームレス」「支援団体」「日本社会」のそれぞれの流れと混ざり合いを歴史的に踏まえながら、今の課題についてお話されていました。 困窮者支援や研究に関わる人には聞いてほしい内容めじろ押し。あらゆる「支援」が相対化され、ライフハック化する今、「支援団体」は何をすればいいのか。頭をグルグルさせました。

出所:大澤優真撮影

■11月24日(日)「バーンアウト」
全体はわからないのですが、関東圏内の困窮者支援関係の支援者の方々が心身共に疲弊していることを聞いています。コロナ前後で支援環境が大きく変化した印象。他の分野はどうなのでしょうか。 バーンアウトという形で辞めていくことはなくしたいですが私に何ができるか。悩みます。

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