明日出産/産まれた!/年越しそば

2023年12月25日(月)~12月31日(日)の記録(https://twitter.com/yumananahori)です。

■12月25日(月)「夜回り」
今日は中野夜回りでした。いつもに比べて路上で生活する方の人数が多く。年末で仕事がないのかな、いや関係ないのかなと理由はわかりませんが、いずれにしても寒い冬を路上で過ごすことはしんどいことです。皆さん「大丈夫」とお話されていました。@tsukuroitokyo

出所:大澤優真撮影

■12月25日(月)「明日出産」
ホームレス生活になっていた妊婦さん、明日出産予定。数十万円の想定外の医療費がかかりそうです。生活費も住居家賃もどうすると悩んでいます。 支援者の方々に支えられています。今日も何人もご尽力してくださっています。安心安全に生まれ生きていけることを強く願います

出所:つくろい東京ファンドウェブサイトより転載

■12月26日(火)「誰一人、路上に置き去りにしない冬へ。国籍を越えて医療と宿泊を届けたい!」
『健康』という、誰もが必要とする支援を、私たちは『行く』かたちで実践していきます
困っている方のところに行き出会うことは厳しく大変なことなのですが、必要なことだとも感じています。

誰一人、路上に置き去りにしない冬へ。国籍を越えて医療と宿泊を届けたい!
生活に困窮された方が増加し、多様化・複雑化する中で、アウトリーチ型の支援の重要性が高まっています。潜在化する層へ手を伸ばすため、私たちは「地域を越えて移動する医療チーム:ほしぞら医療班」を立ち上げます。また、年末年始を中心にすまいを失った方が続出することから、合わせて緊急宿泊支援を拡充します。

■12月26日(火)「産まれた!」
本日、無事に元気な子が産まれました。私はたいして動かず支援者の方が付き添ってくださいました。ご寄付もいただきました。大変ありがとうございます。医療費の総額はまだ不明です。今後の住居もどうなるかわかりませんが、まずは新しい命の誕生を心から喜んでいます
私たちに出会わなかったらどうなっていたのだろう。熱心な支援者の方々の支援がなかったらどうなっていたのだろう。 私たちに出会わないまま苦しんでいる人はいると思います。前もってできることはあるはず。この問題を多くの方に周知し、動きます。
難民や仮放免状態の妊婦さんから相談を受けることが増えています。制度がほぼない中でなんとか出産できた方流産した方産まれてからの生活も大変な方々。このままだと悲しい事件が増えてしまう。 まずはその家族の安心安全な「家」と「産前産後出産支援」が必要です。そのため、関係者皆様のサポートを受け、支援のために、問題周知のために資金の申請をすることにしました。とても支援が足りない状況。悲しい事件が起きる前にどうにかしたい。なんとかなることを願います。

出所:支援者提供写真

■12月27日(水)「食料支援」
昨日は困窮する難民や仮放免の方々への食料発送の日でした。ボランティアしてくださった皆様、お米やおかずや野菜のご寄付をくださった皆様、大変ありがとうございました。今月も皆様のご尽力のおかげでなんとか送ることができました 明日の食べ物を心配しないで過ごせるようになることを願います。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■12月27日(水)「デザート」
月曜日、仮放免状態にある方からデザートをいただきました。ココナッツのおはぎという感じでしょうか。優しい甘さで美味しかったです。

出所:大澤優真撮影

■12月29日(金)「貧困研究」
金耿昊・敬和学園大学准教授から拙著『生活保護と外国人』の書評をいただきました。強く感謝申し上げます。 金先生の研究を参考に本を書いていました。いただいたご指摘、とてもありがたいです。邁進していきます。

出所:『貧困研究』より転載
出所:『貧困研究』より転載

■12月29日(金)「POSSE」
雑誌『POSSE』に寄稿しました。タイトルは「『外国人』と貧困」です。よろしければご覧ください。

■12月29日(金)「帰国支援」
生活に困窮する外国籍の方の相談を受けました。在留資格の関係などを考えると、この方が日本で安定的に働き暮らせるようにはならないと判断しました。当面の住居支援、それに加えて帰国支援をする約束をしました。ただ帰すのではなく現地の支援団体にも繋ぎます。ご本人悩んでいますが帰国せざるを得ないように感じます。国や大使館は帰国支援も含めてサポートしてくれません
命や健康を基盤とした帰国支援も重要です。 しかし、難民や定住化している人、日本生まれ・育ちの人など帰国できない状況の人に「帰れ」ということはナンセンスだと再度強調しておきます。

■12月31日(日)「どこに寄付しても良くなる」
多くの支援団体が寄付を呼びかけています。どれもこの社会に必要なもので支援のニーズが沢山あることがわかります。 同ジャンルであれば、どこに寄付をしても総体的には社会は良くなっていくのだと感じています。競争とは少し違う考え方でしょうか。それでもこの団体・人がいいというのがあるのかも。

■12月31日(日)「年越しそば」
今日はつくろい東京ファンドの「年越しそば会」。お手伝い・ご参加いただいた皆さま大変ありがとうございました。 40人を超える地域の人が参加。上は93歳で下は0歳。年齢も国籍も立場もバラバラ。食べる人、話し込む人、踊る人。日本の料理も本国の料理も。バタバタで料理の写真は取り忘れました。
「年越しそば会」の直後の感想は忙しく充実したという感想でしたが、少し経って、色々なことを抱えている人が集まって何をするでもなくなんとなく楽しく盛り上がれるという場所に居られたことに驚きと感動をちょっと感じています。 来年はどうなるでしょうか。楽しく過ごせると信じています。

出所:支援者提供
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