2023年9月25日(月)~10月1日(日)の記録(https://twitter.com/yumananahori)です。
■9月26日(火)「公助の必要性はいうまでもなく」
今日も難民や仮放免の方から、お金がなくて病院に行けない、家賃が払えず9月末には路上生活など緊迫した相談が多くきました。名前と顔が一致しません。その一方で同僚の皆さんはコロナに罹患したご高齢の方の深刻な対応を丸一日かけて行う。心身ともに負荷がかかる作業です。他の方も困窮する日本人や難民の方などのサポートに東奔西走。忙しい自慢は不毛なのでしたくないのですが、しかし忙しかったです。他の支援団体もそうだと聞いています。公助の必要性はいうまでもなく。健康に留意しつつ、今できることも模索します。
■9月26日(火)「マイスモールランド」
今日は仮放免状態にある方に会いに行きました。話したいことがあるとのことです。「将来が見えない」と切々と訴えていました。お金がなくて病院にも行けないし、家賃も払えません。食べ物も満足に食べられない。 私も明確に言えることは少なくなんとも言えませんでした。持っていった梨は喜んで受け取っていただけました。大きい梨を1個だけお渡しする予定でしたが、もう1個お渡ししました。「マイスモールランド」のコンビニバイトがクビになるシーンを思い出します。
事務所に戻ると同僚の皆さんがコロナに罹患した方の対応をしていました。厳しい状況と聞いています。無事を願います。
電話がありました。逮捕された高齢の方の面会に行きました。何か私にはほどけない物を感じつつ、それを共有したい気持ちもあり、何もできないかもしれないという気持ちもありつつ。
その後、9月末に路上生活になる仮放免状態の方から連絡。日本語ペラペラです。滞納家賃を解消しなければなりません。でもすべてはできません。本当に困りました。彼女が路上生活にならないことを願います。願うしかありません。
糖尿病のクスリを飲めずに苦しんでいる仮放免状態の方と電話。どうにかしたい。調整します。他にも家賃が払えないお子さんのいる仮放免状態の難民家庭からの相談。お子さんが窓口。お子さんを窓口にする罪悪感を強く感じています。
事務所には路上生活をしていた入国まもない難民の方が来て休んでいました。梨をお渡ししました。リンゴに似ていると説明しましたが適切でない気がします。喜んでくださいました。同僚の方がホテルに連れていってくれました。ホテル代がとてもかかります。そして、その後の行き先の確保にもお金がかかります。
事務所で作業をしていたら急に椅子が壊れてしりもちをついてしまいました。ご高齢の方や怪我のリスクのある方が被害に遭わなかったのが不幸中の幸い。しかし、最初はなんともなかったのですが、次第に痛みはじめ、今日の夜回りは万が一に備えてお休みしました。その分ゆっくりできて良くなってきました。
■9月26日(火)「ホームレス化する難民」
また命を狙われ本国から日本に逃げてきた難民が路上生活になっている。
私ができることはとても小さく微力ですが、本当に困りきってもうどうもできないどうすればいいんだとなった時に、声をかけてくれる人がいること、声をかけられる・声をかけるという経験をするということは、誰にとっても尊いのだと感じています。言うは易く行うは難しですが。
■9月26日(火)「健康であってほしい」
今日は仮放免状態の方の通院同行。精神科。支援者の方とご一緒です。様々ご苦労があります。健康であってほしいと心から願います。
夜はある仮放免状態の方のご自宅へ。駅から1時間半。お金がなく薬を飲めていないとのこと。心臓が痛いそうです。またしてもお金が必要です。健康であってほしい。
■9月26日(火)「つくろい東京ファンド活動報告会2023〜ハウジングファーストの現在地」
先月のつくろい東京ファンドの報告会。参加できなかったけど観たいというお話をいただいていました。アーカイブ配信をしていただけることになりましたので、よろしければご覧いただければ幸いです。多面的な「貧困」と「支援」について皆さんとお話しています。
■9月27日(水)「困ったときにお金を貸して助けてくれたのは闇金だった」
ある支援者の方から聞きました。 生活に困窮している人から「本当に困ったときにお金を貸して助けてくれたのは闇金だった。それ以外の人は何もしてくれなかった。自分は闇金にお世話になったから闇金の人たちを信じる」とお話があったそうです。支援者の方は生活保護を勧めましたが「自分でどうにかします」との話で終わったとのことでした。
■9月28日(木)「とくでんまつり」
つくろい東京ファンドで外国籍の皆さんと一緒に出店します。アフリカから3つ、アジアから1つ。収益は難民支援に。是非お越しください!
カトリック徳田教会「徳田(とくでん)まつり」
日時:10月15日(日)11時~13時30分
場所:東京都練馬区豊玉中1-39-1 カトリック徳田教会
■9月29日(金)「家がない、どうする」
今日は支援者の方と一緒に路上生活をしていた難民の方に会いに行きました。今はホテルで保護しています。お二人。違う場所で路上生活をしていました。私はまだ見ていませんが、近所で見掛けた首のない遺体の写真。よく逃げてこれたと思います。もう一人もここに来るまで誘拐や暴行、監禁などがありました。本当によく逃げてこれました。しかし、日本にきたら路上生活。色々なところに相談したようですが、ダメだったようです。私たちも財政が厳しくどうなってしまうのかわかりません。路上生活にはしたくありません。
その間に仮放免状態の方からTEL。知らない方でした。お米がなくなり食べ物がなくて困っているとのことです。日本語ペラペラ。なんとか対応できれば。在庫厳しいです。
そのあと、支援者の方からホームレス状態になっている仮放免状態の難民の方の相談。暴力にもさらされています。家がない。どうする。
■9月29日(金)「りんじんハウス」
「りんじんハウス」はこんな方がいるのかと思うほど善意に溢れた大家さんに提供していただきました。修繕や入居者の方へのご配慮までしてくださっています。外壁塗装も職人の皆様がボランティアで行ってくださっています。また、多くの皆様に多額のご寄付をいただきました。大袈裟ではなく、皆様のお心遣いのおかげで、難民の皆さんの命と生活が直接具体的に守られています。心から感謝申し上げます。今日は大家さんと職人の皆様にも感謝の言葉をお伝えできました。ありがとうございます。
■9月30日(土)「がまんできませんぐらい痛い」
「がまんできませんぐらい痛い」という連絡。お会いしたことのない仮放免状態の方からでした。
支援者の方から相談のあった暴力に晒されながらホームレス生活を送り続けている仮放免状態の難民の方。私一人では対応不可能なので支援者の方々にサポートしていただいています。ありがとうございます。この方の件で支援者の方に電話をしたら、その方もとても深刻な方の相談を複数受けていました。
別の仮放免状態にある難民の方からも電話。状況がどうなっているのかはわかりません。ただ、深刻な状況であるということはわかりました。 全員の無事を願います。