2022年5月30日(月)~6月5日(日)のTwitterの記録です。
■5月30日(月)「仮放免者のご家族の訴え」
これが仮放免状態に置かれている人とそのご家族の「現実」です。当事者・ご家族の方が声をあげるのはとてもとても勇気のいることだと思います。入管は今すぐに対応を。
■5月31日(火)「自己決定の手段を片っ端から奪われるということ」
昨日は仮放免状態に置かれている難民の方の通院同行に行きました。
大事には至らないでよかったですが、仮放免の方が病院に行くと、国民健康保険も生活保護からも排除されているので診療費も薬代も全額自己負担(国立病院で通常の200~300%のところもあります)。ただの風邪で2万3万になることも。今回はとても親切な病院が医療費を負担してくれました。感謝しかありません。
しかし、難民のこの方は働ける元気がある人です。働ければご自身で医療費を確保することができます。保険料を納めて国保に加入することもできます。体調不良になる度に支援者に連絡して「ありがとうございます」と言わないで済みます。 仮放免者は自己決定の手段を片っ端から奪われています。自分の人生を自分自身で生きることができない。今すぐに仮放免者に就労可の在留資格を出し、国保への加入を認めるべきです。
■6月1日(水)「社会参加」
本当にその通りです。
「あらゆる人たちの人権を最大限に認め、持てる能力を発揮できる社会を目指すなら、仮放免者たちにも社会参加してもらうことが大切だ」
■6月2日(木)「自問自答」
先日、仮放免状態に置かれている方の通院同行に行きました。
ある疾患があります。お医者さんから「回復の見込みはない」はないとお話がありました。ご本人はかなりのショックを受け泣き崩れていました。
相談支援では、抗いようのない現実を受け止めざるをえない場面に出くわすことがあります。その度に「私には何ができるのだろう」と自問自答しています。 ご本人のご家族や友人、ソーシャルワーカーなど多くの方が悩んでいることなのだと思います。
■6月3日(金)「仮放免者の生活が助かるならなんでもいいから」
今日は仮放免の方など困窮する外国人の方への食料配送支援。私はバタバタしてできなかったのですが、ボランティアの皆さんが120件近くの方に送ってくれました。
その間に北関東医療相談会には「家賃払えない」「○○が痛い。病院に行きたい。お金ない」などの相談が相次ぎました。いち民間支援団体ができることには限界があります。お金が足りません。でもお金が必要です。他の支援団体にお金が集まって仮放免の方の生活が助かるのならそれでいいと思います。でも、現実はそうはなっていません。
仮放免者に就労可の在留資格を出すべきです。働ければどうにかなる人が沢山います。働ければ保険料を納税して健康保険に加入できます。「公助」がもっと前に出てくるべきです。
■6月4日(土)「難民・移民フェス」
#難民・移民フェス に参加してきました。
イベントでは多くの仮放免の方が参加されて活躍していました。フェスを支えてくださった全ての人には感謝しかありません。ありがとうございました。来場したお客さんは楽しい気持ちで家路に着いたのだと思います。
そんな楽しいイベントの中で、私から来場した皆さんに「仮放免者の現実」についてお話しました。資料を100部用意しましたが、瞬く間になくなりました。「まだありますか?」という問い合わせを多数いただきました。
仮放免者は働くことが許されていない。健康保険や生活保護も認められない。なんの社会保障制度もない。「食べ物がありません」「痛い、辛い、でも病院に行けません」「家賃払えません、ホームレスになりました」「助けて」。 今日のイベントはとても楽しいイベントです。ですが、この楽しいイベントを支えている仮放免者たちは、昨日も今日も明日も「人として生きていけない」過酷な日々を過ごさざるをえません。
イベントの最中にも「心臓に疾患があるけど病院に行けない」という相談を受けました。「体調が悪い。原因がわからないが病院に行けない」という相談を受けました。6月末に家を失う仮放免の方の家探しもしなければなりません。見つかるんでしょうか。どうすればいいんでしょうか。
仮放免の方に早急に就労可の在留資格を出すべきです。今日このイベントを支えていただいた仮放免の方、活躍していました。活躍できる人たちです。就労を認めれば就労を通して活躍することができます。生活も成り立たせることができます。
このイベントをきっかけに流れが変わることを強く願っています。 今日配布した資料の一部です。ご参照ください↓
■6月5日(日)「セクハラ・動けなかった後悔」
数年前にある移民関係の学会のシンポジウムに参加しました。司会者の男性が登壇者のひとりに「○○さんは美人だからサービスするよ」云々ということを多数の聴講者の前で言っていたことを思い出しました。難民移民関係の大事な議論をしていたシンポジウムだったと記憶しています。残念ですが、それ以降、その学会には参加していません。
私自身で何か発言すればよかったと感じています。その件について何か議論されていたらいいなと思いました。