2025年1月6日(月)~2025年1月19日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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1月6日~12日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計68件の相談を受けました。
食料関係×5/住居関係×10/医療関係×13/入管関係×8/教育関係×4/その他×28
1月13日~19日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計54件の相談を受けました。
食料関係×5/住居関係×6/医療関係×5/入管関係×3/教育関係×1/その他×34
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■1月8日(水)「子供や若者に負荷をかけて他人への不信感を強化させている」
食べ物とくに米がないという相談が立て続けに来ています。今まで何とか持ちこたえていた方々。物価高と支援者側の経済的厳しさが影響しているのでしょうか。
光熱費が払えないという家族の相談も来ています。教育費の援助ができるとお伝えしたら、そのお金を電気代にあてて下さいとお子さんから話がありました。
別の家族。お子さんが数日間ひどい咳が出ているけれどもお金がなく病院に行かせられないという相談。母は心配していました。単身の方々からも体調不良で病院に行きたいと連絡。なんとか資金を確保してサポートし続けたいです。
家族とくに子供や若者がいる世帯は気を使います。一方的な援助者である私の言動が子供や若者に負荷をかけて他人への不信感を強化させている気がしてなりません。負の再生産。働けない、人に頼るしかないという状況の中では摩擦と葛藤を耐えるしかないのではと思いつつ、その現実自体を人に知らしめていかなければと考えています。どこかに書きます。
■1月8日(水)「お知らせ」
1月14日(火)夜にこちらでお話します。タイトルは「ホームレス状態にある外国人の困難と支援」です。
今起きていることの現状(特に難民申請者や仮放免者)を中心に、もし時間があれば支援方法についてもお話できればと考えています。よろしくお願いいたします。
■1月10日(金)「善意ある病院」
今朝は仮放免の方と病院へ。治療しないと命に関わる慢性疾患があります。善意ある病院の皆様が受け入れてくださっています。感謝しかありません。比喩的な意味ではなく命が助けられました。
■1月10日(金)「働くもの食うべからず以前の話」
今日の昼はアミーゴス(https://npo-amigos.org)の事務所。今日は困窮する外国籍の方々への食料発送の日ですが、ボランティアの皆様の熟練の作業で私は何もせずでした。多くの人たちで支えています。仮放免の人たちからは働きたいとの訴えをよく聞きます。働くもの食うべからず以前の働かせない仕組み。
■1月10日(金)「固まった」
今晩は、支援者の皆様とミーティング。いい支援ができていないなと考えることがあるのですが、支援者の皆さんのご尽力を見聞きしていると頑張ろうと思えてきます。動かない状況をどう動かせばいいか。
Zoomが固まって残念。原因よくわからず。たまにあります。
■1月11日(土)「バーンアウトしないための医療者の心のケア」
2024.12.10の『医学界新聞』 重要なことです。ソーシャルワーカーのバーンアウトに関する実践的な書籍は管見の限りあまり見当たりません。限界を感じつつも、対応する必要を感じています。

■1月14日(火)「チャリティースリランカカレー」
本日15時までです。 是非お越しください!


■1月14日(火)「ホームレス状態にある外国人の困難と支援」
カフェ潮の路でのチャリティーイベントのあとは、蒲田でお話。レガートおおたの皆様、ご参加の皆様、大変ありがとうございました。
難民・仮放免者の現状と支援の方法論についてお伝えできたこと、また、可能な形・範囲内でサポートできる方が増えると嬉しいです。

■1月16日(木)「『自分で読める幸せ』東京で点字おみくじ登場へ 中国人留学生が発案」
目の病気に御利益があるとされる東京都中野区の新井薬師梅照院…日本のおみくじ文化に魅了された中国人留学生の女性が提案し、区視覚障害者福祉協会や点訳ボランティアグループが協力…準備を進めている。

■1月16日(木)「『国に帰れ!』にどう答えるか ―本国主義から考える―」
雑誌『民医連医療』に連載を寄稿しました。タイトルは「『国に帰れ!』にどう答えるか ―本国主義から考える―」です。よろしければご覧ください。
今号で最終回ですが、実は番外編であと1回続きます。長く連載させていただき編集者と読者の方に感謝です。
■1月16日(木)「『福祉』が人を殺すとき」
『「福祉」が人を殺すとき』という本があります。生活保護の水際作戦で人が亡くなった事件のルポです。 私も「福祉」をやっています。人を傷つける可能性はおおいにありますし、傷つけているだろうし、私のしていることは悪まではいかないけど善ではないなと感じることもあります。これは私だけ、この分野だけのことではないのかもしれません。
それに対して何をすべきか。まずはその事実を受け止める。個人でできることはする。個人だけではできない構造的なことを捉えて開き直らずに受け止めて向き合う。そんなところでしょうか。まだよくわかっていませんが課題です。
■1月17日(金)「命と健康という軸からぶれずにやっていくと見えてくるものがあるかも」
今日はある医療系専門学校に招いていただき、難民・仮放免者の現実と私たちができることについてお話ししました。40名くらいのご参加。的確かつ本源的なご感想とご質問。大変ありがとうございました。
私からは「命と健康という軸からぶれずにやっていくと見えてくるものがあるかもと考えています」とお伝えしました。偉そうに言いましたが、自戒を込めてです。 当然ですが、外国籍者も日本人も困窮している人もしていない人も色んな人がいます。なぜ支援するんだろうと思うこともあるかもしれませんが、その時は命と健康に立ち戻ると見えてくるものがあるかもということです。それを将来医療の現場で活躍される皆様にお伝えできてとても嬉しかったです。私がそれをできているのかと言われると反省しなければなりませんが、そうありたいとは思っています。

■1月19日(日)「お知らせ」
1月24日(金)19時~に貧困研究会のセミナーでお話しします。オンラインです。
外国籍の方の支援の話は少なめで、日本の「外国籍者の貧困・生存権保障」に関する研究について、今どのようなことがなされているのかを報告する予定です。準備中です。よろしければご参加ください。
