いつまで保護しきれるのか/絵本/自分の身体を他人の意思に委ねる/

2025年3月24日(月)~4月6日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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◇3月24日~30日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計91件の相談を受けました。
食料関係×1/住居関係×20/医療関係×15/入管関係×2/教育関係×8/その他×45
◆3月(3月3日~30日)は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計309件の相談を受けました。
食料関係×12/住居関係×53/医療関係×48/入管関係×16/教育関係×18/その他×162

◇3月31日~4月6日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計70件の相談を受けました。
食料関係×1/住居関係×15/医療関係×1/入管関係×1/教育関係×7/その他×42
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■3月25日(火)「中野夜回り」
昨日はつくろい東京ファンドの中野夜回りでした。 桜が咲き始め、送迎会なのか賑やかでした。そういうこともあるのか、お会いできた人はいつもより少なめでした。 暖かくなってきましたが、また寒くなるという予報もあります。外の生活は厳しいのではないかと感じています。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■3月26日(水)「いつまで保護しきれるのか」
月曜は高齢の仮放免の方と病院へ。糖尿病がありインスリン注射をうっています。費用が払えず困っていたところ、病院の方に手を差し伸べていただき受診させていただきました。皆様に強く感謝申し上げます。私がほっとしています。 彼は以前路上生活もしていました。いつまで保護しきれるのか不安です。

■3月26日(水)「今月の鍋会」
火曜夜はつくろい東京ファンドの鍋会(食事会)。毎月シェルターや地域で暮らす皆さんと一緒にやっています。 今月は春なのでちらし寿司。上手く撮れずに反省ですが、美味しかったです。約20人の参加。ウルトラマンの怪獣には悲しい背景があるという話で盛り上っていました。 来月は春の中華フェアです。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■3月27日(木)「書評」
加藤穂高・福島大学特任講師が拙著『生活保護と外国人』の書評を書いてくださいました。社会政策学会でも鋭いご質問をいただき、私自身の研究を発展させることができました。大変ありがとうございます。

大澤優真著『生活保護と外国人:「準用措置」「本国主義」の歴史とその限界』明石書店、2023年
J-STAGE

■3月30日(日)「絵本」
今日は地域の紙芝居・絵本イベントでした。プロの方が隔月でやってくださっています。お子さん多く参加されていました。楽しかったです。ありがとうございました。 近くでは春のお祭り。賑わっています。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■4月1日(火)「自分の身体を他人の意思に委ねる」
難民・仮放免の方々から体調不良の相談が増えています。風邪が流行っているのでしょうか。寒暖差が激しい日が続いているので気を付けたいです。 困窮している人は自力で病院に行けず、人に頭を下げて病院に行くことになります。自分の身体を他人の意思に委ねる。これは良くない。どうにかならないか。

■4月1日(火)「揺れる中国人『走線者』たち」
観ました。政治的迫害を受けてアメリカに逃げてきた中国人家族。逃げてくる過程で命を落とす人も。 「送還されて然るべきだ。…トランプ氏の就任式が楽しみだ」と語る反対派の人のコメントに対して「彼女の意見を尊重する言論の自由が認められている国のあるべき姿だ。中国では少しでも間違った発言をすれば本当に消される」と話す若者のためにと白紙運動に参加した一家の父親。 この言葉ひとつでも考えるべきことが沢山あります。5月にBSでドキュメンタリーが放映されるとのことです。

出所:NHK 国際報道2025より転載

■4月3日(木)「デマや不確かな情報に基づく不安や怒りの扇動が多発」
デマや不確かな情報に基づく不安や怒りの扇動が多発しています。外国人など立場の弱い人がスケープゴートにされています。議論は開かれているべきですが、それはデマに基づくものであってはなりませんデマだとわかっていてやっている人、デマかどうかもはやどうでもいいと思っている人はただちにその行為をやめてほしい。実害が出ています。
今日の「いのちのとりで裁判全国アクション」の集会(https://inochinotoride.org/whatsnew/250402_meetingreport)でも、稲葉剛さんが「生活保護バッシング」の歴史を振り返る中で言及していました。デマは意図をもって拡散され、意識的・無意識的にバッシングが行われる。参議院選挙が近い中で、分断を煽る言説に早め早めに対抗する必要を危機感をもって感じています。外国人分野について準備を進めています。

■4月5日(土)「パレスチナのジェノサイドと日本の難民問題の深層にあるもの」
『サイゾー』2025年5月号、里中高志さんにインタビュー記事を掲載していただきました。 難民認定申請者の置かれている深刻な状況とともに、不安や怒りの扇動への懸念をお話しました。

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