仮放免の人が置かれている状況について教えてほしい/数年ぶりの連絡/また路上生活中の難民からのSOS

2023年9月18日(月)~24日(日)の記録(https://twitter.com/yumananahori)です。

■9月18日(月)「手巻き寿司パーティー」
つくろい東京ファンドでお食事会。シェルターにいる方やアパートで生活されている方とご一緒です。今日は「手巻き寿司パーティー」。写真は取り忘れました。 私はお手伝いせずに美味しい手巻き寿司を頂くことだけしていました。ご準備してくださった皆さまありがとうございました。
ありきたりな表現かもしれませんが、皆さんと一緒に食べるのは楽しいですね。来月もできるといいなと思います。

■9月19日(火)「糖尿病」
今日は医療費が払えない仮放免状態にある方の相談を受けました。糖尿病。3ヶ月薬を飲めていないとのことです。薬は高いです。継続的に必要です。どうしたもんか。

■9月19日(火)「医療相談」
今日は仮放免状態にある方ふたりから医療の相談。アレルギー、歯科。苦しかったり痛かったりするけどもお金がなくて病院に行けないとのこと。全額自己負担。財政的に支援団体キツいです。
精神科の受診同行もしました。初めてお会いした時と比べてお元気になってきている気がします。少しホッとです。

■9月19日(火)「生きていけない』仮放免者の現実」
寄稿しました。連載第2回目です。仮放免者の現実について書きました。書いていて悲しくなってきますが、現実なので伝えねばとの思いで書いています。今号の目次を見ました。見ごたえのありそうな記事が多いです。拝読します。

出所:『民医連医療』
出所:『民医連医療』
出所:『民医連医療』

■9月20日(水)「仮放免の人が置かれている状況について教えてほしい」
今日はとある病院の看護士の方から「仮放免の人が置かれている状況について教えてほしい」と電話がありました。聞いてくださること、ありがたいです。
知らないことは恥ずかしいことではありません。 仮放免に限らず、マイノリティのことについては身近と感じないのでわからないことも多いかと思います。それをそのままにしておくと、適切な対応や支援ができませんし、マイノリティの状態に置かれている人を傷付けることにも繋がり得ます。 引き続き、様々な場所で難民や仮放免状態に置かれている方々の生活についてお話していこうと改めて感じました。

■9月20日(水)「『戻れる場所』『話せる人』」
今日はシェルターから失踪していた高齢の方が戻ってきたり、ながらく精神的な疾患でご苦労を重ねていた人と久々に何気ない会話ができたり、ということがありました。将来的に何が起きていくのかは誰にもわかりませんが、「戻れる場所」「話せる人」がいると思っていられること。そういうのがあるといいのかもしれません。私が言うまでもないですが。

■9月20日(水)「“最短2日”3Dプリンター住宅 破格の550万円 問い合わせ殺到」
これが普通になれば、クラシックな賃貸経営は変化していくことになるのでしょうか。家賃も安くなっていくのでしょうか。誰もが安心安全に住居に暮らすことができるといいなと思います。
「60歳以上の引き合いが非常に多い。30年の住宅ローンを払い終わったらリフォームに1000万円と言われたとか、一生賃貸で大丈夫だと思っていたら、60歳になったら家を貸してくれなくなったという現象が起きたそうです」
「今の日本人の40%は『一生、住宅を持てない』という状況。これは過去10年間で10%上昇している。家に非常に困っている人たち、それを解決することがSDGsでいう『貧困をなくす』という部分につながっていると考えている」

【SDGs】“最短2日”3Dプリンター住宅 破格の550万円 問い合わせ殺到(2023年9月19日)

■9月21日(木)「食料支援」
昨日は難民や仮放免の方への野菜や米などの食糧発送の日でした。シェルターやアパートで生活されている方に担ってもらっています。結構な肉体労働。本当に助かります。ありがとうございます。今月も無事に約40世帯に送ることができました。ご寄付くださった皆さま大変ありがとうございました。明日の食べ物のことを考えないでも済むことの一助になれれば幸いです。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■9月21日(木)「隣の晩ご飯 アフリカ難民編」
ある難民の方と一緒にお食事会をしました。その時の記事(前編・後編)をいただきました。彼が作ってくれた料理はとても美味しかったです。売れるやつです。と同時に、そんな料理の仕方をするんだという驚きがありました。楽しかったです。

     隣の晩ご飯 アフリカ難民編の前編 | Im AGAINST IT!
ロック写真家、ラモーンズ・ファンクラブ会長、畔柳ユキの【自分の為の集中力養成ブログ】

■9月21日(木)「歯が痛い」
今日も仮放免状態にある難民の方から相談。歯が痛い、いますぐに病院に行きたいとのこと。 私が以前ご案内した歯医者は快く受け入れてくださったのですが、今回とは別の方が様々トラブルを引き起こし、ご迷惑をおかけしてしまいました。 お金もそうですが、福祉的なサポートの難しさも感じています。

■9月23日(土)「翻訳アプリ」
翻訳アプリを駆使して支援活動をしています。毎日翻訳アプリにサポートしてもらいながら、英語、フランス語、トルコ語、シンハラ語などで皆さんとコミュニケーションをとっています。 翻訳アプリがなければ、私が難民移民の支援をすることは不可能だったと感じています。ありがたいです。

■9月24日(日)「数年ぶりの連絡」
病状が悪化し家から出られず食べ物が無くなった日本人の方からSOSがありました。数年ぶりの連絡。相談してもらってよかった。生活費がなくなり困っている仮放免状態の難民の方からもSOS。別の方からは家賃の更新費用が払えないという相談。お金なく医療にかかれない人2人。全員の無事を願います

■9月24日(日)「また路上生活中の難民からのSOS
また路上生活中の難民の方の相談。 入国まもない。ビザはある。働くことは認められていない。同国人を頼ってきたがどうにもならず路上生活に。それを仮放免状態にある難民の方が発見。私に相談がありました。頭のなかでホテル代や食費や交通費の算盤をはじいています。どうにかなることを願います。

■9月24日(日)「移民抑制へ『海上封鎖』求めるイタリア、EU内で軋轢も
「『(移民は)奇跡のレシピや特効薬のない巨大な問題』であり、アフリカ諸国との協力による辛抱強い外交・経済開発努力に代わるものはないと語る。『この先何十年も付き合っていく問題だ』」
近いうちに今どのような状況になっているのか、そこで誰がどのように困っているのか、なぜそうなるのかを調べに行きたいです。同時に現地の支援者にもこの危機に直面して何を想うかを聞きたいです。 そのうえで、支援者である私のすべきこと・考えるべきことは何かを模索したいと考えています。

焦点:移民抑制へ「海上封鎖」求めるイタリア、EU内で軋轢も
欧州連合(EU)諸国の海軍による「ソフィア作戦」は、地中海の中央海域で4万5000人の移民を救出した末に、3年前に終了した。当時は野党党首だったジョルジャ・メローニ氏は作戦終了を歓迎していたが、イタリア首相の座にある今日、同氏は作戦の再開を希望している。
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