スリランカカレー/仮放免者に就労許可を/どうにかして命と健康と尊厳を守れないか

2025年4月7日(月)~13日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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◇4月7日~13日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計70件の相談を受けました。
食料関係×4/住居関係×15/医療関係×7/入管関係×1/教育関係×1/その他×42
◇4月14日~20日は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計102件の相談を受けました。
食料関係×2/住居関係×25/医療関係×13/入管関係×4/教育関係×10/その他×48
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■4月8日(火)「スリランカカレー」
本日カフェ潮の路にて、チャリティースリランカカレーイベントです。チキンカレー・ムン(豆)カレー・水菜サラダセットの600円です。スリランカのデザートもあります。 ぜひお越しください!/東京都練馬区豊玉南1-4-2

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
「仕事」と「居場所」に関する支援事業 | つくろい東京ファンド
練馬区で、ホームレス経験者が働く「カフェ潮の路」と古書店「潮路書房」の運営を行なっています。カフェ潮の路カフェ潮の路は現在、毎週木曜日(※)の12~15時にコーヒー、軽食(難民の方がつくるロレックスとサモサ)、古本の販売をおこなっており

■4月9日(水)「バッシング」
何か負の出来事があると、根拠なく、飛躍した、あるいは支離滅裂な理由で外国人へのバッシングを行うことを多々目にします。 それを行う理由は人それぞれだと思いますが、ただちにやめていただきたい実害が出ています

■4月9日(水)「仮放免者に就労許可を」
難民申請者・仮放免者の方々からの相談が相変わらず多く寄せられています。食べ物がない、家賃払えない、路上にいる、病院に行けない。 支援者や難民の背景のあるピアボランティアの皆さんと一緒に支援し回っています。 しかし、財政的限界からできないことも多く、悲痛な懇願を断っています
政治活動に巻き込まれ迫害を受け、日本に逃げてきた彼はホームレス状態でした。保護しましたが、2ヶ月が限界です。2ヶ月後に路上に戻ってくださいと言うのは私の心情的にも厳しいですし、彼の実生活においてもキツいものがあります。助けてくださいと言っている人の手を振りほどくということです。
生活困窮者自立支援法にはシェルター事業がありますが、それは誰でも利用できるということになっています。しかし、実際は利用できません。これを適切に利用できれば問題は大幅に改善します。
仮放免者について言えば、困窮者支援という観点でみたときにゴールは、就労できるようになるということです。それは国連からも勧告されています。それを受ける形で収令監理措置者には就労できる規定が法定化されました。理由は示されていませんが、就労できなければ生きていけないからでしょう。立法側もわかっているはずです。この枠を広げていくことが急務です。
仮放免者が制限的であっても就労できれば、自活できます。支援者や医療機関などの負担が減ります。入管行政に係る費用も減るかもしれません。さらに、健康保険や年金保険に加入することで社会保険財政を支えることに寄与し得うる可能性があり、かつ、所得税や住民税を納税することになるので日本社会の財政をも支え得るということになります。人手不足の職場や、専門性のある人を雇用したい職場なども助かることもあり得ます。
私の専門ではないので出来るかどうかわからないですが、仮放免者の就労が社会保障や税金にどのように影響するかのシミュレーションをしたいと考えています。数字で示せることは示したいです。

■4月11日(金)「淡々と困窮者支援を」
長く関わらせていただいたご高齢の方が亡くなったと連絡がありました。突然のことで驚きました。最近はあまり会いに行きませんでしたが、新聞に出てたよとか、いつも気にかけてくださっていました。 一日の仕事がおわり、落ち着いたところで考え始めると寂しくなってきます。私は淡々と困窮者支援を、すべきことをしていくのがいいかなと思います。ありがとうございました。 Tさんがいたこと、私がとてもお世話になったことを書き記しておきたいと思います。

■4月16日(水)「どうにかして命と健康と尊厳を守れないか」
昨日も今日も一昨日も難民申請者・仮放免状態の方から「助けてほしい」と連絡が来ています いつも同じことばかり皆様にお伝えしてしまっています。ただ、目の前にある現実です。できないこと多く厳しい状況ですが、どうにかしてかれらの命と健康と尊厳を守れないか。頑張れるところまで模索を続けます。

■4月17日(木)「難民・仮放免者と日本人 違う背景を持つ同じ人間として」
日本NPOセンター「NPO CROSS」の田中めぐむさんに、今年2月、つくろい東京ファンドで行った公開セミナーの記事をご執筆いただきました。セミナー後、お声がけくださる方々がいて、大変嬉しいです。是非ご一読ください。

難民・仮放免者と日本人 違う背景を持つ同じ人間として | NPO CROSS
<取材・執筆>田中 めぐむ <セミナー>一般社団法人つくろい東京ファンド公開セミナー「難民・仮放免者支援の実践

■4月19日(土)「ホームレス化する難民たち」
今日はPOSSEの皆様に呼んでいただいて、難民・仮放免者の現状と私や私たちができることについてお話しました。 意見交換をする時間でとても有意義なお話を聞くことができました。ご参加してくださった皆様、POSSEの皆様、大変ありがとうございました。

出所:大澤優真撮影

■4月19日(土)「目の見えない難民申請者を路上に放置していてもよい制度」
講演会でお話した後、仮放免の方のところに行きました。教会の方が用意してくださった緊急一時シェルターに入居しています。 泣いていました。「からだダメ、家ない、お金ない。戦争いっぱい、帰れない。家族いない。ごめんなさい、優真さん。Please help me.」 彼は目があまり見えず、大きな疾患も複数あります。路上生活をしていました。 今後の家や食料をどうするか。在留資格を求めるための方法も模索します。目があまり見えず、助けてと懇願している人を路上に放っておくのは良くない。でも、今の制度はそれを良しとしています

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