より良く生きるための支援/入国まもない難民家族や母子がホームレス状態/光の見えない世界

2024年5月27日(月)~6月2日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計94件の相談を受けました。
食料相談×9/住居相談×20/医療相談×28/入管関係相談×2/その他×35

5月(4月29日~6月2日)は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計446件の相談を受けました。
食料相談×39/住居相談×55/医療相談×152/入管関係相談×32/日本語教育相談×6/その他×162
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■5月28日(火)「日本人老夫婦を同居で支える仮放免『外国人』 入管法改定で強制送還の危機 『家族を奪わないで』と母は涙」
あるご家族のお話です。動画、テキストで是非ご覧ください。見ながらグッときていました。

日本人老夫婦を同居で支える仮放免「外国人」 入管法改定で強制送還の危機 「家族を奪わないで」と母は涙(堀潤) - エキスパート - Yahoo!ニュース
「入管法改定の影響で強制送還に怯えている外国人は数あれど、こんな他人の日本人老夫婦をケアしながら同居してるケースはかなり珍しいんじゃないかな。ちょっと話を聞いてあげてほしい」先日、長年、市民記者育成の

■5月29日(水)「より良く生きるための支援」
昨日はこちらでした。ご視聴いただいた皆様大変ありがとうございました。 武石さんの「入国まもない難民支援の流れ」は今まであまり言われてこなかったことかと思います。参考になります。
私が今回皆様にお伝えしたかったことは番組の最後の方にお伝えしたことです。つくろい東京ファンドあるいは私は「救急車のような生存のための支援」をしています。でも、「より良く生きるための支援」はなかなかできていません。 食う寝るだけでは人は生きていけない人間関係があって居場所があって生きていける。ご関心があれば、「より良く生きるための支援」の部分をご支援いただけるととても嬉しいです。 支援の方法は多種多様だと思います。小規模でもどんな形でも。孤立孤独にならないためで地域で行う支援です。

5月29日(水)「入国まもない難民家族や母子がホームレス状態」
入国まもない難民認定申請者の家族や母子家庭がホームレス状態になっています。 お金を集めてシェアハウスということも考えるのですが、家族や子供がいる世帯が入居できるシェアハウスはほぼなし。そうすると行き場がなくなり困難な状況に。 しかし、これは日本人にも言えることなのかもしれません。

■5月31日(金)「医療相談会のお知らせ」
今週日曜日は困窮する外国籍の方のための無料健康診断会です。必要な方にお伝えいただければ幸いです。

第67回 医療相談会のお知らせ(群馬・太田) | NPO法人北関東医療相談会
第67回医療相談会を群馬県太田市で行います。 ①医療相談会日時 :2024年6月2日(日)午前10時~午後2時場所 :群馬県太田公民館東別館    (太田市東本町53-20 東武伊勢崎線太田駅から徒歩5分)費用 :無料受診者:生活困窮する仮

■6月1日(土)「あなたの隣人になりたい〜“難民”の人々と歩む〜」
骨太な作品を創るディレクターの方の長期密着取材を受けていました。Eテレで6月8日夜11時~に放映です。お恥ずかしいのですが是非ご覧ください。入管法改定直前です。今日のETV特集のあとに告知動画が流れるとのことです。

あなたの隣人になりたい〜“難民”の人々と歩む〜 - ETV特集
難民申請を求めながら困窮する外国人が増えている。「つくろい東京ファンド」の大澤優真さんと武石晶子さんは、その支援に奔走してきた。孤立無援のアフリカ人の母子、スリランカ出身の男性らに衣食住を提供。地域社会にも支援の輪を広げてきた。気がかりなのは6月10日に施行される「改正出入国管理法」だ。難民申請3回目以降の外国人の強制...

■6月1日(土)「外国人・民族的マイノリティ人権白書 2024年」
『外国人・民族的マイノリティ人権白書 2024年』に寄稿しました。タイトルは「仮放免者の路上生活の危機」です。よろしければご覧ください。 白書には外国人・民族的マイノリティの人権諸問題の最先端の情報が掲載されています。

人権白書 2024年版
外国人人権法連絡会では、毎年「日本における外国人・民族的マイノリティ人権白書」を発刊しています。その2024年…

■6月1日(土)「医療相談会の準備」
今日は明日の無料健康診断会の準備でした。多くのボランティアの方で運営しています。

出所:大澤優真撮影

■6月2日(日)「光の見えない世界」
今日はこちらでした。正確な統計はこれからですが、60人のところを70~80人くらいの方が来ました。ボランティアの方は100人を超えていたのではないかなと思います。皆様大変ありがとうございました。
私は家賃生活相談。深刻な相談しかない現状。正直、光は見えません。相談のあったすべての世帯に数ヶ月家賃支援をしたら100万円を超えてしまいます。到底できません。 でも支援しなかったらホームレス。ホームレスになるのを見ていくしかないのか。限界を感じます。
お金がなくて高校を退学した若い方もいました。日本生まれで仮放免また高校に行きたいそうです。役に立つかわからないけど、ご寄付でいただいたPCがあったので渡すことにしました。
難病で通院していたのに急に在留資格を切られて医療が受けられなくなった人もいました。生命に関わってくるのに。
この光の見えない世界でどうしたらいいのだろうかと悩みます。前向きなことを言いたいのですが、なかなか難しいです。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

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