仮放免の外国人が困窮/「ヤバい」光熱費/ビジネスパーソン

2023年7月17日(月)~23日(日)の記録(https://twitter.com/yumananahori)です。

■7月18日(火)「そこが聞きたい 仮放免の外国人が困窮」
本日7月18日(火)の毎日新聞・朝刊にインタビュー記事を掲載していただきました。インターネットでも見られるようです。ご一読いただければ幸いです。

出所:毎日新聞
そこが聞きたい:仮放免の外国人が困窮 北関東医療相談会事務局スタッフ・大澤優真氏 | 毎日新聞
 コロナ禍以降、外国人の困窮が目立ち、支援団体に助けを求める外国人が急増している。外国人など生活困窮者への支援を行っているNPO法人、北関東医療相談会(群馬県太田市)で事務局スタッフを務める大澤優真氏は、外国人のなかには「このままでは生きていけない」切実な状況にある人がいると言う。実情を聞いた。【須

■7月19日(水)「 スーダン人に対する緊急避難措置等に関する質疑について」
法務大臣閣議後記者会見の概要 令和5年7月18日(火)
スーダン人に対する緊急避難措置等に関する質疑について
法務大臣「このような現在のウクライナの方々への対応と、それ以外の方々への対応は、スーダンの方に限らず、同列に論ずることは困難だろうと思います」「ウクライナ避難民に対する現在の我が国の対応は、国際社会と協調し、ウクライナから避難をしてきた方々への緊急措置として、避難を強いられた方々にまずもって安心できる避難生活の場を提供すべく、政府全体で取り組んでいるものであります」
ウクライナの方々とその他命からがら逃げてきた人たちを差別化する理由がわかりません。その「区別」に合理的理由がないのであれば、それは差別であると考えます。

■7月22日(土)「『日本で働くのが夢だった…』大卒、即戦力のモンゴル人と日本企業の新たな取り組み」
観ました。日本の労働市場よりも韓国のそれの方が魅力的で、韓国に労働者が流れている話。やはりそうなのかというように感じました。その一方で、希望が持てる話も。

「日本で働くのが夢だった…」大卒、即戦力のモンゴル人と日本企業の新たな取り組み:ガイアの夜明け | テレビ東京・BSテレ東の読んで見て感じるメディア テレ東プラス
7月21日(金)に放送された「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)のテーマは、「島国ニッポン 令和の開国へ」。四海に囲まれ、独自の文化を育んできた日本は、外国からの労働者受け入れにおいて、諸外国に比べて閉…

■7月22日(土)「お食事会」
月曜日、仮放免状態にある難民の方から「正直に言って、(大澤注:家賃の)今月の支払いは非常に困難です。サポートがあれば感謝します」と連絡がありました。仮放免状態の人たちの多くがホームレス寸前です。この点、調査をもって明らかにしたいと考えています。
その後、4世帯の難民の方と支援者の皆さんと一緒に電車に乗ってあるイベントへ。お食事会に招いていただきました。国籍や背景問わず色々な立場の方が参加されていました。あるお子さんのサプライズハッピーバースデーも。お祝いできてよかったです。
一緒に行った難民の方は入国から日が浅いです。辛いことも多いと思いますが、少しでも楽しいことを考えられるといいなと思います。お招きくださりありがとうございました。

出所:大澤優真撮影

■7月22日(土)「『ヤバい』光熱費」
火曜日は仮放免状態にある難民の方の通院同行でした。耳鼻科です。半年近くご一緒していますが、だいぶ良くなりました。このまま良くなることを願っています。医療費は約2万円でした。この日はとても暑かったです。彼も「ヤバイね」とお話していました。光熱費が高いので、節約のために外に出て涼しいところに避難しているそうです。光熱費や物価高は日本に暮らす人すべてに影響をもたらしています。とりわけ、低所得者には大きな影響が及んでいます。仮放免状態にある人も同様です。仕事も禁止されているところにこれです。とても厳しい状況だなと感じています。
その後、ある病院と電話。先日緊急された方の医療費についてです。搬送されたのが営業時間外で窓口が閉まっていたので1万円を置いてきました。後日精算とのことだったので電話したところ、8000円程度でしたとのことでした。この方は保険がある方です。無保険だと2万5000円を超えていたのかなと思います。保険があってよかったです。
その後は北関東医療相談会の事務所へ行きミーティング。予算の話です。正直とても厳しいです。支援する人しない人をトリアージする他ありません。現実的にこの規模の支援をいつまで続けられるだろうかと感じています。
夜は困窮者支援や政策に関する研究会。支援に取り組む余裕しかなく研究的なことはなかなか考えられない日々を送っているのですが、皆様のお話をうかがい刺激を得ました。ありがとうございます。

■7月22日(土)「食糧支援」
水曜日は難民や仮放免状態にある人へのお米や野菜やおかず類の発送をしました。41人分です。ご寄付いただいた皆さま大変ありがとうございます。ボランティアの皆さまもありがとうございました。今月もなんとか送ることができました。しかし、とても暑かったです…。熱中症には気を付けたいですね。
その間に、難民の方から「難民法の最新情報はありますか?」と連絡がありました。私の近くでは特に進展はありません。悩むことが多いですが、私のできることを考え具体的に行動していきます。
別の仮放免状態にある難民のお母さんからは子どもがケガをして病院に行ったという連絡がありました。写真も見せてもらいました。私は医療費を支援していません。心配です。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■7月22日(土)「移民政策・難民政策の不在や矛盾がここに表出」
木曜日は外国人支援者や医療関係者の皆さんとミーティングでした。ソーシャルワーカーの方が無保険状態に置かれている外国人の医療費がかさみ、これ以上の受け入れはできなく辛いとお話されていました。支援団体も同様です。移民政策・難民政策の不在や矛盾がここに表れています。やりようはあります。

■7月23日(日)「ビジネスパーソン」
入国から日が浅い難民の方。在留資格はあるけれども就労が認められていないので家賃払えず相談がありました。何ヵ国語も話せるビジネスパーソンというような感じの方です。日本には難民保護政策がほぼ無いのでホームレス化する難民が相次いでいます
支援者から「エアコンのない部屋で堪えている仮放免の人がいる」と相談がありました。今年の夏も厳しそうです。乗り越えられるように支援したいですが、何かできるでしょうか…。
別の仮放免状態にある難民の方から久々に連絡をいただきました。しばらく連絡がつかなかったので再収容や退去強制されたのかなと心配していましたが、ケータイが壊れて連絡できなかったそうです。とりあえずホッとしました。よかったです。

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