「国のために死ねばよかった」という仮放免者

※2022年2月14日(月)~2月20日(日)のTwitterの記録です。

■2月17日(木)「外国人医療問題のインタビュー記事」
雑誌『民医連医療』2022年3月号にインタビューが掲載されました。
困窮外国人の現在について語りました。編集の方が丁寧にまとめてくださったので、是非多くの方に見ていただきたいです。
無料低額診療事業を「最後のセーフティーネット」 にしないために 大澤優真・渋谷直道

民医連医療 2022年3月号 – 全日本民医連

■2月18日(金)「支援団体がいなかったらどうなっていたのか」
今日は仮放免の方の医療費の清算をしてきました。
仮放免者は保険に加入できないので全額自己負担。払えません。 支援団体が払わなかったらどうなっていたのか。本人は苦しみ続け、医療機関は未払いで困っていたのではないかと思います。

■2月18日(金)「『国のために死ねばよかった』という仮放免者」
今日も仮放免の方とお話しました。
彼は泣いていました。「本国にいる4人の友人は戦争に行って3人死んでしまった。でも思うんです。日本にいてこんな苦しい生活するなら国のために死ねばよかったのではないかと。何のために生きているんだろう」。
私は無責任かもしれないと思いつつ「あなたに元気でいてほしい。そのためには全力でサポートする」としか言えませんでした。
そんな彼は、私が「この後、お金がなくて体調も悪い仮放免の人のところに行くんですよ。野菜が好きでそれを買い物してから」と言ったら、彼は「ちょっと待っててください」と言って、「このリンゴを受け取ってください」と美味しそうなリンゴをくれました。「同じ人間だから」と彼は泣いていました。
仮放免者にも人間としての生活が必要です。就労することを認めるべきです。辛いときは医療にかかれるようにするべきです。

■2月18日(金)「異国で母国語を話せず・ホームレス・重病・何の支援もないということ」
仮放免者の方に会いました。
お金なく支援制度なくホームレスになった方です。今は支援団体の協力でホテル暮らしです。重度の疾患があります。突然死のリスクもあると言われています。 彼はいつも笑顔です。ただ、辛いとも言っています。彼の母語は日本では少数言語。「コミュニケーションできる人がいなくて寂しい」と言っていました。
私は日本語しか話せません。異国で、ホームレスになって、重い病を患って、仮放免で何の支援制度もないところに置かれる。想像ができません。 でも、彼は、今、そういう状況に置かれています。

■2月18日(金)「仮放免者の皆さんに食料配布・菜の花」
先日、仮放免者の皆さんに食料を送りました。ご寄付に感謝申し上げます。いつもありがとうございます。 野菜も沢山入れました。スタッフの方が菜の花を買ってきてくれました。春っぽくて良いですね。https://tsukuroi.tokyo

大澤優真撮影

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