2023年6月5日(月)~11日(日)のTwitter(https://twitter.com/yumananahori)の記録です。
■6月6日(火)「知りさえすれば」
難民や仮放免者をとりまく入管問題、現実を知れば「それはさすがにひどい」と思う人が多くいると思いますし、実感しています。起きたことをそっくりそのまま言うと、ひどい内容すぎて信じてもらえないことが多々ありました。 #入管法改悪反対
■6月7日(水)「太田 医療相談会」
皆様のご協力を得て、無事に終えることができました。大変ありがとうございました。想定を超える90人の参加でした。 会場で出会った困窮する難民や仮放免の方々のサポートが始まります。繋がってよかった。その一方で北関東医療相談会の資金が困難な状況となっています。食料支援は新規受け入れを停止。家賃支援も当面は難しそう。医療だけはどうにかしていきたい。大人も子どもも赤ちゃんもサポートしています。しかし、どこまでできるのか、健康と命を守り続けることはできるのか。どの支援団体も同じだと思います。よい方向に進むことを願うばかりです。
■6月7日(水)「理不尽」
記事にもある入管職員による「制圧」という名の暴力。多くの方からその被害を聞きますし、実際に私も別の動画を見ました。そこで行われていたのは無抵抗な人をただただ痛めつけるということ。頭を押し潰すほどに強く押さえつけられ、やめてくれと言ってもやめない。これは文字通り密室で行われていて外部の目は入らず、助けてくれという声は誰にも届かない。被害者は本気で死を感じたのだと思います。外に出てきてその事を訴えても酷すぎて信じてもらえない。後遺症で心身はボロボロ。しかし、働くことが禁じられ、医療保険にも入れないので、受診するお金なく医療は受けられない。そして、あの入管にいつ収容されるかはわからない。 仮放免の更新の度に「帰れ!」と言われる。そして、法律が通れば、逃げてきた国に無理やり帰国させられる。 こんな理不尽なことがあるでしょうか。
■6月7日(水)「入管法改悪の強行採決に反対する緊急大集会」
支援の用事が終わり、田舎の方から国会へ向かっています。19時には間に合わないけど参加します。仕事・子育て・身体の状況で来れない支援者の方々、歩くことができない仮放免のAさん、入管から許可を得るのが大変で来れないHさん。代わりになるかわからないですが、声挙げます。 #入管法改悪反対
到着しました。前が見えないくらいの人手です。スピーカーが沢山あり、スピーチしている方の言っていることがよく聞こえます。 #入管法改悪反対
■6月7日(水)「署名」
#入管法改悪反対 の署名、22万3242筆(2023年6月7日18:00)となっているとのこと。すごいです。これだけ反対している人がいるのですね。強行採決はやめていただき、移民難民と共に生きていけるための入管法「改正」をすべきです。
■6月8日(木)「心が折られるようなことをされるかもしれません、ふらつくかもしれません、しかし」
今すべきこと・できることは、諦めないこと、諦めずに自分のできるアクションを起こし続けることだと感じています。難民・仮放免の友人知人を孤立させないということです。これから心が折られるような出来事や物言いをされるかもしれません。ふらつくかもしれません。しかし、その時は、人の命・健康・生活といった軸に立ち戻りたいと思います。そうすれば、すべきことが見えてくる気がしています。 私にとっての羅針盤はこの調査報告書(https://npo-amigos.org/post-1399/)に書き込まれた仮放免状態にある人ひとりひとりの切実な訴えです。諦めません!行動します! #入管法改悪反対
■6月8日(木)「私がすべきこと」
参議院法務委員会での入管法改悪法案強行採決とその後の無責任かつ人を小馬鹿にするような諸々のことに強い強い憤りを感じています。頭がクラクラします。できることを探し、行動します。まず私がすべきことは、お金がなくて家賃が払えない、病院に行けない難民の方からの相談に対応することです。
■6月9日(金)「私のガリラヤを生きる」
「こころの時代 私のガリラヤを生きる」がDVDで視聴できるようになりました。NHKのホームページから申し込めます。詳細は以下のリンク先をご参照ください。 今だから見てほしいドキュメントです。多くの方に見てほしいです。
■6月9日(金)「日本に命からがら逃げてきて強制収容、3年」
今日は郊外に暮らす仮放免状態にある難民の方のところに来ています。彼から英語で「お金がなく家賃と光熱費が払えません。助けてください」と電話があったからです。私は英語が話せないので通訳の方に電話通訳をしてもらいました。
彼は命からがら逃げてきて、空港内で難民申請をしたところそのまま収容されました。そして3年が経ちました。庇護を求めて逃げてきた彼は保護を受けることはできず、人権侵害蔓延る収容所に強制収容されたわけです。人の人生を愚弄しすぎです。仮放免となって出てきた現在、生活苦に喘いでいます。収容中に具合が悪くなったところはそのままです。彼にサポートする約束をしました。彼は「Thanks so much. I’m appreciate 」と繰り返していました。
同じ時間、別の場所でも仮放免状態に置かれている難民の方の通院がありました。私は行けないので、同じく仮放免状態に置かれている難民の方にサポートをお願いしました。ありがとうございます。
その間に、仮放免状態に置かれている難民のお母さんの通院調整。別の家族の仮放免で難民の5歳のお子さんの通院調整。緊急ではないが手術をした方がよいとのこと。60万円。払えません。子を思う母の気持ちを考えるといたたまれません。
別の難民の方から国会で採決が行われている様子が映っているTikTokが送られてきて「これは何が起きているのですか?(原文英語)」。私はありのままを伝えました。彼からは「私が他に助かる方法はありますか?」とありました。なんと答えればいいのか。無責任なことは言えません。今、彼と私が具体的にできること・すべきことをお伝えしました。彼からは「私たちを助けてください」と。厳しい状況です。
■6月10日(土)「積み重なる差別と貧困 在日朝鮮人と生活保護」
今日は、金耿昊さん『積み重なる差別と貧困 在日朝鮮人と生活保護』(https://h-up.com/books/isbn978-4-588-60364-8.html)の合評会でした。研究会です。部屋いっぱいの参加者でした。 在日朝鮮人への「差別と貧困」が連鎖・強化させられてきたことがよくわかります。今に繋がる研究でもあります。ぜひお読みください。私は研究はあまり得意ではないですが、10年以上「外国人と生活保護」というテーマに取り組んできたので「ぜひ参加したい!」と思い、ご一緒させていただきました。勉強になりました。大変ありがとうございました。「外国人と生活保護」の差別的対応と思想は連綿と受け継がれているように感じています。
■6月10日(土)「地域から」
難民の方から「この法案は将来、野党の力で撤回されるのでしょうか?」とメッセージがありました。この声にどのように答えればいいのか。具体的に何ができるのか。手探りでわからないことばかりですが、地域から始めていこうと考えています。
■6月10日(土)「『棄民』となる危機感」
被災したとき、国は理屈をつけたり無視をしたりして、文字通り「助けてくれない」ことを実感しました。助けてくれた人は仲間と見知らぬ人でした。 いつ「棄民」とみなされるかわからないという危機感があります。そういう社会であってほしくないという思いもあります。 人を排除していく理屈や意識が満ち満ちている社会は、何かことが起きたときに、人を包摂する方向ではなく、さらに排除していく社会になっていくのではないでしょうか。 包摂的な社会にしていきたいです。
■6月11日(日)「軍需産業を強化する日本」
杉原浩司さん「私たちは今、コストの論理が平和の論理を駆逐する瞬間に立ち会っているのではないか」『世界』971号(https://www.iwanami.co.jp/book/b628160.html)
門外漢なのですが、こちらと併せて読むことで問題点がよくわかりました(https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02zWzFEnuHjtv31NkmZezrgYUSbre7AucVM7gvxTmJiXunibFkbAo44gir4f8JdQV3l&id=100080421752700)。
■6月11日(日)「日本会議の正体」
「国民運動(社会運動)」によって政策が実現されていくプロセスがよくわかりました。社会運動の「HOW TO本」とも言えるかもしれません。次は日本会議的な「精神性」についても勉強したいと思います。色々なことを考え始められる本です。
■6月11日(日)「末期がん、自殺未遂…『生きていけない』仮放免者たち」
民医連新聞に寄稿しました。 日々、難民や仮放免状態に置かれている方、その他外国籍の方から相談が相次いでいます。本人も支援者・団体も限界に近いです。