2023年3月27日(月)~4月2日(日)のTwitterの記録です。
■3月29日(水)「勉強しないといけないね!」
月曜日はりんじんハウス(https://congrant.com/project/umbrellafund/5794)に入居された難民のご家族のところにボランティアの方々と一緒に行きました。皆さまから頂いたご寄付で購入した机や椅子などの組立をしました。お子さんは「じぶんの机なんてはじめて!」「組立めっちゃ楽しい!」。お母さんは私たちのために本国の料理をつくってくれました。美味しかったです。私は皆さまから頂いたご寄付を渡しただけなのにいい思いをしてしまいました。皆さまにも食べてもらいたいです。お母さんは「本当ありがとうございます」と何度も繰り返していました。
お母さん「机買ってもらったんだからね」
お子さん「いい机を買ってもらったんだから勉強しないといけないね!」
個人的には何も気負わず家と机を使ってほしいと言いたかったのですが、「そうだね、頑張らないとね」とお伝えしました。ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
その後、夜は中野の夜回り。春休みで人が多かったです。長く路上生活をされている方もいました。私はあまりたいしたことができていないのですが、顔見知りになって何かあった時に動ければと思います。
■3月29日(水)「日本脱出」
仮放免の方や来日まもない難民の方の生活保障を強く求めるとともに、この人たちの「日本脱出」の可能性を探っています。言っていて悲しくむなしいですが日本にいても未来が見えないからです。しかし「日本脱出」は極めて困難です。結果として日本にいざるを得ません。この現実を直視し、具体的な制度を整備する必要があります。
いま議論されている入管法改定案が可決されたとしても、この問題は解決しません。そういった意味においてこの改定案は無意味です。改定案では命からがら逃げてきて人を追い返すとしている訳ですが、ウクライナの人を追い返さずに受け入れているという実績もあるわけです。追い返したらどうなるか、一目瞭然です。 本当は「日本脱出」を考えなくても済む社会であってほしいですし、そうしていかなくてはと感じています。
■3月30日(木)「私が問題を抱えていなければ、あなたに迷惑をかけません」
今朝、仮放免のご家族のお母さんからLINE。子供が体調不良になって病院に駆け込んだが、医療費が高額で払えない。助けてほしいとのこと。 お母さんからは「誤解しないでほしいのですが、私が問題を抱えていなければ、あなたに迷惑をかけません(注:Google翻訳)」とのお話もありました。相談する側の気持ちがまさにこれなんだと思います。
相談される側も毎回ドキドキします。この数万円の医療費をどうするのか。目処はたっていません。今後もこれが繰り返されるのだろうけどサポートできるのだろうか。断ったらこの家族はどうなってしまうのだろうか。
働くことを認めるべきです。 最低限の医療は保障されるべきです。
■3月31日(金)「ありがとうございます」
このツイートを見てある方がご寄付をくださいました。本当にありがとうございます。このお子さんの健康が守られます。お母さんからも「助けていただきありがとうございました」とメッセージ。 ご協力くださっている皆さま、ありがとうございます。
■3月31日(金)「子どもの緊急医療相談」
連日、難民で仮放免状態に置かれている家族のお子さんの緊急医療相談が舞い込んでいます。先ほどもありました。保険に加入することを認められず、病院に行けず、苦しみ続けています。 大人もそうですが、子どもはなおのこと医食住と教育が保障されるべきです。辛い思いをしています。
■3月31日(金)「同級生の親にお金を借りて高校に行く子ども」
支援者の方から聞きました。難民で仮放免状態に置かれている高校生。仮放免の高校生は無償化の対象外。お金がなく授業料が払えない。学校には行きたい。同級生の親にお金を借りて工面した。返さないといけない。同級生の親からは「返してね」と言われている。この日本で、同級生の親からお金を借りて学校に通っている高校生がいます。高校生が頭を下げてお金を借りているわけです。それはおかしいんじゃないでしょうか。
■3月31日(金)「住居を使いませんか?」
火曜日は、ある方が「住居を使いませんか?」とお話しに来てくださいました。ホームレス化・その危機にある難民や仮放免者が絶えません。就労が認められず生活苦に追い込まれているので家賃が払えません。安心安全な家が必要です。家は生きていく基盤です。困窮する難民や仮放免者が入居できる住居はほぼないこと、貸手借手の双方が上手くマッチできるかどうか、が課題です。ホームレス状態にはさせたくありません。
その後は、困窮する外国籍の方と一緒に役所へ。コロナのあおりを受けて失職。その後、非正規雇用の仕事で食いつないで来ましたが、国民健康保険の保険料が払えず、病院に行けなくなりそうになりました。彼は本国でテロに会い、爆発で身体の一部が吹き飛びました。とりあえず北関東医療相談会でサポートしてどうにかなりましたが、今後はわかりません。そういうこともあり、役所の国保課に相談に行きました。また相談に行きます。彼は「ハローワークに行く」と話していました。いい仕事がみつかることを願っています。
その後は研究者や支援者の方と困窮者支援や行政に関する研究会。バタバタしていて勉強する時間がめっきり減っています。よりよい活動をするためには勉強しなければと感じています。また多くのことを学びました。
■3月31日(金)「引っ越し」
水曜日は外国籍の方の引越の手伝いをしました。引越会社の人はさすがプロです。手際よくかつ丁寧に仕事を進めていました。すごいですね。 その間に、お金がなくて医療費を払えないという相談。家賃が払えなくて追い出されてしまうかもという相談。食べ物がないという相談を受けました。
■3月31日(金)「お別れ会」
木曜日もお金がなくて医療費が払えないという難民で仮放免状態の方から相談がありました。
夜は、つくろい東京ファンドでボランティアをしてくださった大学生の方の送別会でした。春からは新天地でお仕事をされます。本当にお世話になりました。彼女の働きがなければ様々なことが困難の壁にぶち当たっていました。つくろい東京ファンドで一緒に活動できて私は幸運でした。応援しています。私からほどほどに頑張ってくださいという趣旨のことをお伝えしたところ、彼女は「頑張りません!」とお話されていました。さすがだなと感じました。私もそういう心持ちでいきたいです。この日は他の方のお祝いもしました。ケーキも食べました。楽しかったです。
■4月1日(土)「難病の娘、保険なく…仮放免、治療費は全額負担」
「仮放免の外国人の医療を巡る問題は、私たち日本人の多くが知らない」
■4月1日(土)「『お米送りたい』『気の毒』…日本で生まれ育っても在留資格ない“高校生と中学生のきょうだい”に支援の声」
「日本で生まれ育ったのに在留資格がなく『仮放免』の生活を強いられている県内の高校2年女子(17)と、弟の中学2年の男子(14)を応援したいとの声が支援者や信濃毎日新聞社に寄せられている」