無自覚な「差別」ー困窮外国人に2倍の医療費請求問題ー

※2022年2月7日(月)~13日(日)のTwitterの記録です。

■2月10日(木)「無自覚な『差別』」
都内の国立病院の掲示板に貼ってありました。医療目的で来日した外国人は300%負担とのことです。お金持ちの方を対象にしているのだと思います。
この病院に重い病気の仮放免者が緊急搬送されました。医師からは「心臓に血栓ができていて入院が必要」と言われました。私は「この仮放免者の方は10年以上日本に暮らしていて、医療目的で滞在している人ではないから、300%負担ではなく通常の100%負担でお願いしたい」とお伝えしました。医師・看護士・医事課の方から「300%負担はしないが、仮放免者なので200%にする」という返答がありました。理由は不明です。
私は「2倍の入院費だと準備ができないので入院できない」と言いました。医師からは「入院できないのなら服薬で管理する必要がある。その場合は何かあるかもしれない(=死ぬ)ことを了承していただきたい」と言われました。私は再度、通常の100%負担で入院させてくださいと言いましたが、「決まりなので」と言われ、入院できませんでした。
その後、緊急搬送にかかった費用8万円×2倍=16万円を払いました。入院が必要なので支援者の方にお願いして病院を探してもらい、とある善意ある病院に受け入れてもらいました。その病院のソーシャルワーカーの方から「情報請求のため向こうの病院に連絡したら、『もう帰ってもらう手はずを整えていたのに支援者(大澤)がやってきて、あなたの病院に入院できそうだから私(ソーシャルワーカーの方)に電話してほしいと言われた』とお話していた。めんどくさそうにしてたよ」と連絡を受けました。

お金のない外国人から通常の2倍以上の請求をすることが、その人の「死」に繋がることが見えていないのではないでしょうか。 「決まりだから」と何も疑わないでそのようなことをしているのではないでしょうか。
主観的ですが、今回、この病院の関係者の方々からは「200%を100%に値切ろうとしているせこいやつがやってきた」と思われているような対応をされました。
お金のない人に普通よりも2倍の医療費を請求する理由がわかりません

大澤優真撮影
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