バッシングのあと/物乞いをして生きながらえていた難民申請者

2025年11月10日(月)~16日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。

■11月11日(火)「今月のチャリティースリランカカレー」
本日は毎月第二火曜日のチャリティースリランカカレーの日です。
たまごカレー・ダール(豆)カレー・サラダのスリランカスペシャルセットのお弁当600円
場所:カフェ潮の路 東京都練馬区豊玉南1-4-2 西武新宿線沼袋駅徒歩10分程度
時間:12時~15時
スリランカビスケットも。ぜひお越しください!

■11月12日(水)「『命と健康』から積み上げる ー 難民や仮放免者の支援の現場から見えてくること」
火曜日は恒例毎月第2火曜のチャリティースリランカカレーのあと、IMADR(反差別国際運動)でお話させていただきました。ご調整またご参加くださった皆様、大変ありがとうございました。
タイトルは、支援で迷った時は「命と健康」という軸に立ち返って、目の前の「命と健康」がないがしろにされている人が目の前にいる「現実」から議論や実践を積み上げたいという意味でつけました。フワフワした空気観で排斥機運が高まり、法制度が変更されていくことへの対抗です。

■11月12日(水)「関心をもっている人は多くいる」
今日水曜日は、ホームレス状態の難民申請者を保護しに行きました。難民背景のあるピアサポーターの方と一緒に向かいました。支援団体の方にも相談をして、なんとかゲストハウスに入れました。食べ物も一緒に買いました。しかし支援費は持ち出し。いつまで入居し続けられるのか…。彼は日本語の勉強がしたいと話していました。
対応が一通り終わりスマホをみると、路上生活をしている難民申請者からSOSの連絡。3人それぞれバラバラのところにいます。お金もそうですが、入れるゲストハウスやシェアハウスがなくとても困っています。路上のままは寒いと思います。
その後、都内の大学に行き、学生の皆様に日本に暮らす難民申請者や仮放免者の「生きていけない」現実をお話しました。ご調整くださった先生、聞いてくださった皆様、大変ありがとうございました。学生の方から「今すぐにできることはありますか?」と質問がありました。若い方を含めて関心をもっている方は多くいます。ただ、皆さんが活躍できる場所、受け皿を準備できていないのが現状です。もったいないし、未来のためにも必要なことです。しかし、私一人ではなかなか対応できません。なにができるのか。課題です。

■11月14日(金)「バッシングのあと」
2012年の生活保護バッシングのあと、大小含めて各地で講演会やシンポジウム、学習会が開催されていました。あの時、生活保護のことを勉強したいと思い、片っ端から参加していました。まだ、今のようにに分かりやすく、かつ信頼できる情報として生活保護のことが出回っている時ではなかったので、勉強になりましたし、現在に繋がる基礎固めにもなりました。扶養のことなど正直聞いてもよくわからないことも多かったのですが、なんとなくの概要を掴むことができて、困窮していれば利用できるし、申請を追い返すことは違法であるということを初めて知りました。
変な言い方かもですが、バッシングがあったことから反省と共に私の今の活動や研究が始まりました。いま、外国人バッシングが高まっていますが、あの時と同じように講演会や学習会等が増えています。関心のある方に情報や思いを伝えられる機会を準備したいです。きっと知りたいと思っている方は多くいます
すでに多くの方にご調整いただき、私も各地でお話することになっています。ありがとうございます。他の支援者の方々の講演会も多くあります。研究者の講演会は私のところには情報はあまり入ってきていませんが、あるかもしれませんし、増えるといいですね。この問題に関心を寄せ続けてくれる人、一緒に支援(様々な形で)してくれる人が増えると嬉しいです。

■11月15日(土)「路上生活をする難民申請者」
都内の公園で路上生活をしている入国まもない難民申請者からのSOS。
ここはとても寒いです」とのこと。そうだと思います。 お金もかなり大変なのですが、そもそも私の知っているシェアハウスがどこもいっぱいで入れる住居がありません。困った。在留資格あっても住民票がない外国籍方の住居は厳しい。

■11月16日(日)「父親が殺された路上の難民申請者」
今朝は都内で路上生活をしている入国まもない難民申請者のところに通訳者の方と行きました。
父親が殺され、日本がいいと同国人からアドバイスを受け逃げてきました。寒いなか路上生活をしていました。もらった服と寝袋、寝る場所を日中も夜も探し歩いていました。まともに眠れません。ごはんはわずかな手持ち金を切り崩し、少しずつ食べる。シャワーは浴びられませんでした。ご飯を食べにお店に入って水を沢山飲んでいました。
お金と今後の住まいのあてをどうするのかという言葉が頭に響き渡りましたが、とりあえず保護。ネットカフェに入ってもらいました。とりあえずゆっくり寝られますね。 前途多難。頑張りきれるかわかりませんが、彼も私も頑張るほかありません。

出所:大澤優真撮影

■11月16日(日)「『生きていない』-排外主義の中で日本に暮らす難民・仮放免者の命と健康を支える-」
朝イチで路上の難民申請者の方を保護した後、外国人技能実習生権利ネットワークの総会でお話させていただきました。ご調整またご参加くださった皆様、大変ありがとうございました。
時間をたっぷりいただいたので、「生きていけない」難民申請者や仮放免者の現実をお話するのと同時に、普段は時間の都合でなかなか話せない「排外主義とデマ」について沢山お話させていただきました。社会保障に関するファクトチェック、「虚妄」ではなく「現実」の上に築かれた社会を模索することをお話。 制度の小難しい話が多く皆様にとってこれでよかったか不安になりつつ、お伝えしたかったことなのでお話できてよかったです。
日頃より大変お世話になっている皆様にもお会いできました。感謝申し上げます。

出所:主催者提供資料
出所:大澤優真撮影

11月16日(日)「物乞いをして生きながらえていた難民申請者」
講演会でお話させていただいた後は、都内で8月から路上生活をする入国まもない難民申請者の方のところに行きました。
寒い公園です。薄着で彼は佇んでいました。ファミレスに入ろうとしたら長い列で入れず、近くにあったステーキ屋に入りました。チキンステーキを食べた彼は少し笑顔になりました。通訳の方に電話でご支援いただき、ご飯はどうしてたのですかと聞くと、彼は「4日おきに支援団体から少しもらっていました」「足りない分はレストランの人にお願いをしにいって恵んでもらっていました」。シャワーは浴びられませんでした。本国で政治的な迫害を受け逮捕。命の危険を感じた彼は知人に相談をして日本に逃げてきました。一緒に逃げてきた人はトラブルがあり、途中で離ればなれになってしまいました。どこにいるかわかりません。実の親御さんの安否も不明です。父親は殺されている可能性が高いだろうとのこと。
いつもそうですが、今後のお金と住居の目処はどうするんだと正論が頭の中にガンガン鳴り響きつつも、暑い中も寒い中も物乞いをして生きながらえていた青年をとりあえず保護しました。ネットカフェです。今のところ行き先の目処は立っていません。彼には私も頑張る、あなたも頑張ろうとお伝えしました。彼はもう精一杯頑張っていますが、それ以外にどう声をかけていいのかわかりませんでした。彼が良い方向に進むことを願います。








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