RHQと裁量/路上の妊婦/病院も軒並赤字で限界

2024年10月28日(月)~11月3日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計72件の相談を受けました。
食料関係×8/住居関係×12/医療関係×12/入管関係×8/教育関係×2/その他×30
10月(9月30日~11月3日)は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計380件の相談を受けました。
食料関係×33/住居関係×113/医療関係×59/入管関係×40/教育関係×23/その他×112
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■10月29日(火)「10月の鍋会」
今日はつくろい東京ファンドで「鍋会(食事会)」でした。ハロウィンなのでビーフ&パンプキンシチュー。シェルターや地域の方14人がご参加。おかわり続出。楽しかった。 来月はいよいよ寒くなってきたので水炊きという話です。その後はクリスマスパーティー。世間が賑わう時、私たちもワイワイします

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■10月29日(火)「中野夜回り」
昨日はつくろい東京ファンドの中野夜回りでした。寒暖差が激しいです。寒い季節、いつもよりさらに心配な季節になってきました。

出所:大澤優真撮影

■10月29日(火)「大原社会問題研究所創立100周年・法政大学合併70周年記念シンポジウム 社会問題の現在 環境問題の視点から」
博論執筆時にここで示されていることが頭の中でチラチラしていました。支援者・社会運動の記述の整理ではないものをどう示せるか。その時の「覚悟」。

出所:大原社会問題研究所創立100周年・法政大学合併70周年記念シンポジウム 社会問題の現在 環境問題の視点から(西城戸誠)より転載
大原社会問題研究所雑誌 詳細ページ |

■10月30日(水)「国連女性差別撤廃条約の日本政府への勧告」
国連女性差別撤廃条約の日本政府への勧告が出ました。参加者の方から教えてもらいました。どれも今すぐ改善すべき課題です。
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15. …第三国における採掘部門への日本企業による投資が、地域社会と資源に有害な影響…暴力や労働搾取の増加に直面している女性に有害な影響
28. …移住女性を含む、あらゆる多様な女性のニーズに合わせた、十分にアクセス可能な支援サービスおよびシェルターを提供するか、十分な資金を提供し、保護を維持するために『正当な理由』の必要性を明確に排除し、移民の地位に関係なく被害者を保護する法律を確保すること
43. …貧困率…シングルマザーと高齢女性が不釣り合いに影響を受けており、女性は不安定な雇用に多く、また、適切な社会的セーフティネットがなければ貧困に陥るリスクが高い
44. …ひとり親世帯、寡婦、高齢女性のニーズに特に注意を払いながら、貧困削減と持続可能な開発を目指した取組を強化
48. …委員会は、締約国に対し、アイヌ、部落、在日コリアン、障害のある女性、LBTI、移住女性に対する交差する形態の差別を撤廃する努力を強化し、雇用、健康、公共生活への参加への平等なアクセスを確保するよう勧告

https://tbinternet.ohchr.org/_layouts/15/treatybodyexternal/Download.aspx?symbolno=CEDAW%2FC%2FJPN%2FCO%2F9&Lang=en

■10月30日(水)「RHQと裁量」
まっとうな判決です。RHQの保護費についても、基準額検証の不透明性や逸脱していると言わざるを得ない運用の裁量権について、裁判できないのでしょうか。 広範な立法裁量ということで門前払いなのか。法による正義を求めます。

生活保護費の引き下げ 取り消す判決 岡山地裁 | NHK
【NHK】生活保護費が2013年から段階的に引き下げられたことについて、岡山県内の受給者が国や自治体を訴えた裁判で、岡山地方裁判所…

■10月30日(水)「『透明』にしない」
ピッコラーレ『2023年度活動報告書』。妊婦の相談者の厳しい状況と皆さまのご支援についてよくわかりました。いま必要な支援ばかりで頭が下がります。今日、区内の保健所で不適切な対応をされた妊婦のカップルの相談をまた受けました。「透明」にしないでほしい。

出所:ピッコラーレ 「2023年度 活動報告書」より転載
ピッコラーレ 「2023年度 活動報告書」が完成しました!
「2023年度活動報告書」が完成いたしました!◆ こちらよりPDF版をダウンロードいただけます「生きていていいのだ」そう思える社会を、一緒に代表理事中島かおりピッコラーレに繋がる若者やこ…

■10月31日(木)「カスハラ対策で『録音禁止』 広がる自治体の動きに懸念の声」
都内保健所で、発言していたのに「そんなことは言っていません」とお話しされるスタッフや所長の方がいました。私達を下に見て馬鹿にしてるんだなと感じました。方法を議論しつつ録音は必要だと考えています。

カスハラ対策で「録音禁止」 広がる自治体の動きに懸念の声 | 毎日新聞
 市役所の窓口などで、職員が市民らから理不尽な仕打ちを受ける「カスタマーハラスメント(カスハラ)」の防止対策として、庁舎内での撮影、録音を禁止する自治体が増えている。職員や他の来庁者の肖像権や個人情報の保護、SNSでの拡散の抑止などを理由に挙げるが、録音まで禁じることについては疑問の声も上がる。生活

■10月31日(木)「『帰れ』ではなく『ともに』」
2023年10月、横浜地裁においえ「祖国に帰れ」との文言は不当な差別的言動に当たり、100万円の慰謝料が認められました。ヘイトは許されません。
「今後は…そう言われたら『それって違法だよ』と言い返すことができる(p.135)」

■11月1日(金)「路上の妊婦」
妊婦の入国まもない難民認定申請者。路上だったので支援団体で保護。しかし、RHQの保護費を一度も利用できないまま却下されたとの情報。家賃も生活費も医療費もなし。 文字どおり命の問題なので支援団体がお金を出しますが長くは続きません。かつ、支援団体がいなかったらどうなっていたか。憤りです。
当然ですが、妊婦を路上生活させてはいけません日本ではそれができてしまっている。これはとても大きな問題だと考えています。

■11月2日(土)「病院も軒並赤字で限界」
今日は群馬・前橋で外国人医療支援ミーティングでした。北関東各地の支援者の皆さんがお金と時間を割いて手弁当で奮闘しています。支援歴の長い皆さんから多くのアイディアをいただきました。 ミーティング中にも電話で新しい相談。お金なくて病院に行けない。病院も軒並赤字で限界。早く改善したい。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

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