人の生活と健康は懐次第/クルド人へのヘイトに反対します/厳しい環境でこそ言葉は育つよね

2024年10月21日(月)~27日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
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今週は、難民・仮放免・外国籍・日本国籍の方から計71件の相談を受けました。
食料関係×8/住居関係×32/医療関係×10/入管関係×4/教育関係×3/その他×14
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■10月21日(月)「いま知りたい『クルドの若者』の現在地」
今日はこちらでお話しました。メタノイア、ご参加の皆様大変ありがとうございました。 様々な背景のある子供たちが日本社会にいてくれることはいま必要なことだと感じています。メタノイアさんのクラウドファンディングはそれを支えます。ご注目を。

■10月22日(火)「路上生活の仮放免者」
昨晩、仮放免の方から連絡がありました。家にいられなくなって路上生活をしているとのこと。所持金なし。ご飯なく空腹。 遅い時間になってしまいましたが、支援者の方と一緒に宿確保。とりあえず屋根のあるところに。ご寄付いただいた食料とクオカードも渡しました。現状、今後はわかりません。大変。

■10月22日(火)「食料支援」
今日はつくろい東京ファンドの食料支援の日。難民・仮放免の方々に米や野菜などを送りました。ボランティア、お米や野菜などをご寄付くださった皆様、大変ありがとうございました。 「食べ物がないです」SOS多発で支援数が増加就労×に加えて物価高。明日の食べ物を心配しないで済む社会を願います。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■10月23日(水)「Wie beurteilen die Menschen in Deutschland die AfD?」
ドイツ統合移住研究センター (DeZIM)の調査。 排外主義的政策で知られるAfDの影響で1.9%(約100万人)のドイツ人が移住を具体的に計画しているという調査結果。 Marcel Fratzscher氏の「Die sogenannte “Remigration” ist längst Realität」でも同様な指摘。

Wie beurteilen die Menschen in Deutschland die AfD?
Zwischen Ablehnung, Angst und Auswanderungsplänen: Die gesellschaftlichen Folgen des Aufstiegs der AfD

■10月23日(水)「なぜ難民として逃げざるを得なくなるのか」
今日は都内の大学にマリの方と一緒に行きました。マリの方からマリの教育制度のお話。小中は学年ごとにテストに合格しないと留年。お昼は家に帰ってご飯そのあと再登校。大変ですね。勉強になりました。
私からは難民の話。多くの学生の方が耳を傾けてくださいました。マリの方からアフリカは資源があるのに貧しい。それはヨーロッパとの関係。本当は貧しい国ではないのに。とお話されていました。なぜ難民として逃げざるを得なくなるのか。それに先進諸国は無関係ではない。構造の問題その事実を受け止めてすべきことをする必要性を感じました。

マリの国旗

■10月23日(水)「選挙で当選した方には命と健康を守る活動を」
今日も仮放免の方からの「家賃が払えずにホームレスになりそう。助けてください」という切実な訴えを複数断りました資金がショートしかかっていて、これからはもっと断ることになりそうです。支援者としても支援できないのは辛い状況です。 選挙で当選した方には命と健康を守る活動をしてほしいです。

■10月24日(木)「無保険の外国人は医療費『2倍3倍』?―現状・背景・課題―」
『民医連医療』に連載を寄稿しました。あまり書かれてこなかった重要な問題です。よろしければご一読ください。

民医連医療 2024年11月号 - 全日本民医連
【特集】なぜ苦しいのか――エッセンシャルワーカーと経済 安房峠旧道から穂高連峰。旧道も紅葉真っ盛りで至福のひと

■10月25日(金)「人の生活と健康は懐次第」
今日もホームレス状態の外国籍の方の相談。支援者の方からお電話ありました。厳しい状況が続きます。人の生活と健康は懐次第。
夜は仮放免の若者支援ミーティング。学生の皆さんが運営主体です。沢山の方が時間を割いて関わっていて、私は支援者の立場ですが励まされています

■10月25日(金)「クルド人へのヘイトに反対します」
戦後の外国籍者の歴史をみると同じようなことが繰り返されていることがわかります。そこには差別と偏見と構造的な貧困。改めて、クルド人へのヘイトに反対します。

「なぜ盗撮やウソの投稿してまで…」激化するクルドヘイト、狙われる子どもたち 動かない警察、対抗手段は:東京新聞デジタル
埼玉県などで暮らすトルコの少数民族クルド人へのヘイトが激化している。ここへきて目立っているのが、クルドの子どもを狙った盗撮動画や画像の...

■10月25日(金)「厳しい環境でこそ言葉は育つよね」
今日、支援者の方が「厳しい環境でこそ言葉は育つよね」とお話していました。人の話を聞いていて説得力があると感じる背景にはこれがあるのかもしれません。支援や研究もそうだなと感じています。

■10月25日(金)「生活保護利用者の生活苦 政治が生んだ新たな貧困」
生活保護を利用してもまともな生活ができない。支援団体や厚労省の調査からもその様子が確認できます。 保護費減額は違法とする判決が相次いでいる一方で、国は次年度以降の方針はまだ示していない。要注目です。

時代を見る目:生活保護利用者の生活苦 政治が生んだ新たな貧困=稲葉剛・立教大学大学院客員教授 | 毎日新聞
 生活に困窮する人々を支援する活動に関わり始めて、今年で30年になる。この間、民間の困窮者支援の現場は、1990年代のバブル経済崩壊、2008~09年の世界金融危機、20~21年のコロナ危機など、その時々の社会経済の変動に大きく翻弄(ほんろう)されてきた。そして、歴史的な物価高騰が始まった22年以降

■10月25日(金)「とちぎのミライを創る 公開質問状」
栃木県知事選・宇都宮市長選にあわせて栃木県内のNPO/NGOなど市民活動団体の有志による公開質問状が出されています。素晴らしい取組です。 外国籍者含むすべての人の命と健康についても質問されています。各自治体でできるといいなと感じています。

とちぎのミライを創る公開質問状
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