膝で首を押さえ失神させる 入管の身体的・精神的虐待/「心の支援」が必要です/それでも出会えて良かった

2023年3月13日(月)~19日(日)のTwitterの記録です。

■3月13日(月)「膝で首を押さえ失神させる 入管の身体的・精神的虐待」
今日は東京地裁に行きました。入管に入れられた時に身体的・精神的虐待を受け、今も苦しみ続けるマークさんの裁判です。彼は開示請求でも明らかになっているように、ほとんど理由もなく10人くらいの入管職員から極めて強引に首、腕、足を押さえつけられるという暴力を受けました。首に膝を入れられて失神させられました。証拠もあります。アメリカのジョージフロイトさんの事件を彷彿とさせます。彼は「入管内には黒人差別がある」と言っていました。
さらに、精神的虐待も受けていました。「金を出せ」と賄賂を要求されていました。ビデオの中で彼は「I have no money! 」と叫んでいたと弁護士の方が裁判で話していました。マークさんは「入管のやっていることはヤクザのすること。日本人はとても優しい。でも入管は悪魔」と訴えていました。
弁護士の方は情報の開示を入管に要求していました。当初は写真だけ。虐待の様子は覆い隠されていました。その後、弁護士の方の尽力でビデオが開示されました。虐待している様子がハッキリと示されているそうです。しかし、何故か重要なところだけ音声がカットされています。入管は「音声データはないので出せません」と言っていましたが、弁護士の方は「なぜ他の動画には音声があるのにその部分だけないのですか?なにか明らかにされたくないことがあるのですか?」。入管の方は何も答えませんでした。証拠を隠滅した可能性があります。 
最後に入管の方は「この動画は裁判以外で使用しないでください」と言っていましたが、弁護士の方は「承知しません」と返答。遠くない内に、外国籍の方を痛め付け虐待する動画が共有されるかもしれません。
サポーターの方々が傍聴に来ていました。しかし、裁判官は早く終わらせたいやる気のない感じでした。次回は5月8日(月)11時、東京地裁705号法廷。大事な裁判です。是非ご注目を。

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■3月13日(月)「【物品寄付のお願い】国籍を問わない困窮者支援活動にご協力ください」
お願いばかりで大変心苦しいのですが、難民仮放免の方の相談が急増し、皆さんに送っている食料が足りなくなりました。特にお米がありません。ご協力いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

【物品寄付のお願い】国籍を問わない困窮者支援活動にご協力ください。 | つくろい東京ファンド
一般社団法人つくろい東京ファンドは、国籍を問わず、生活に困窮している人々の住まいと暮らしを支える活動を展開しています。コロナ禍では難民・仮放免で、住まいを失ってしまった方、住まいを失いそうな方の相談も増えてきました。当団体

■3月14日(月)「勇気づけられています」
多くの方にご協力いただいています。本当にありがとうございます。明日の食べ物の心配をする毎日。それは辛いことだと思います。 皆様のご支援のおかげで多くの難民仮放免の方が助かります。こんなに暖かい心の方がいるのだと勇気付けられています。強く感謝申し上げます。

■3月15日(火)「段ボール」
今日はシェルターからアパートに移った方、難民仮放免の方と一緒に、ボランティア活動をしました。段ボールを少し遠いところに持っていく必要があり、自転車で持っていきました。私は不器用なので、長らく建築現場でご活躍していた方がササっと結んでくれました。いつもとても助かっています。

出所:大澤優真撮影

■3月15日(火)「驚きと感謝」
ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございます。こんなに心を寄せてくださる方がいるのかと驚いています。心から感謝申し上げます。

■3月16日(水)「『心の支援』が必要です」
水曜日は仮放免の方の通院同行2件でした。精神科です。
印象的な言葉がありました。
「私は味方が少ないでしょ。仮放免とかそういうことは周りには言えなくて。辛い。でも、ここ(クリニック)でそのことを言えて、理解してくれて、すごく気持ちが楽になる」
否定せず、寄り添い、安全な環境で話しそれを聞くという場はとても重要だと感じています。他の支援者の方から「日本語が話せない来日間もない難民の女性。お宅をお邪魔しようと思ったら『もう帰っちゃうの?』呼び止められ、Google翻訳で会話。本国のご家族の話になり、拭いても拭いても涙が止まらなくなった。普段は笑顔の人」とうかがいました。お茶でもしながら、否定せず、寄り添い、安全な環境で話し、それを聞く場をつくりたいです。正直、私は「生きる死ぬ」の支援で手一杯なのですが、「心の支援」が必要です。どうにかしたい。

■3月16日(水)「それでも出会えて良かった」
仮放免状態にある方の配偶者の方からメール。生活がとても大変で体調も悪い。夫を支えてきたが、一人では限界がある。「それでも出会えて良かったと思っています」。

■3月17日(木)「同性愛で迫害 決死の来日、つかんだ未来 『難民認定』判決の女性」
「同じような境遇にある人たちに『希望を失わないで』と呼び掛けた女性。会見ではささやかな夢も打ち明けた。『外の生活を早く知りたい。将来は高齢者介護の仕事がしたい』」

同性愛で迫害 決死の来日、つかんだ未来 「難民認定」判決の女性 | 毎日新聞
 帰国すれば同性愛を理由に迫害の恐れがあるとして、アフリカ東部のウガンダから日本に逃れた30代女性が国に難民認定を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(森鍵<もりかぎ>一裁判長)は15日、女性を難民と認め、国外への強制退去とした国の処分を取り消した。ウガンダは同性愛者への差別的意識が強いとして、「恣意(しい

■3月18日(金)「座りにくい椅子」
渋谷。「オシャレ」なんだけど座りにくい椅子です。困窮者支援をしている身からすると「排除アート」なのかなと考えましたが、もしかしたら違う意図があるのかもしれません。どのような意図があるのか知りたいです。

出所:大澤優真撮影
出所:大澤優真撮影

■3月18日(金)「出版しました」
本を出版しました。 タイトルは『生活保護と外国人 『準用措置』『本国主義』の歴史とその限界』です。外国人保護の現状と歴史がわかります。外国人保護の議論の土台にしていただければと思います。 ご覧いただけると幸いです。図書館などでも是非。

■3月19日(土)「厚労省保護課より外国人保護に関する連絡事項」
支援者の方から情報提供です。厚労省保護課より、p.39。
「先般、福祉事務所に来所した外国人が、生活保護の窓口で不適切な対応を受けた…。生活に困窮する外国人が生活保護の申請をためらうことのないよう…生活保護の適切な対応について引き続き周知徹底」

出所:令和4年度 厚生労働省 社会・援護局関係主管課長会議資料(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31868.html)より転載
令和4年度 社会・援護局関係主管課長会議資料

■3月19日(土)「外国人の生存権 尊厳顧みぬ制度 改めねば」
「見過ごせないことの一つが、外国人を除外している制度のあり方だ。…路上での生活を余儀なくされる人も増えた。しかし、どんなに困窮を極めても、彼らの生存権を確保する制度がこの国にはない

外国人の生存権 尊厳顧みぬ制度 改めねば 〈考ともに〉|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
 3年に及ぶコロナ禍は、元々ぎりぎりの生活をしていた人たちを一層窮地へと追い込んだ。ここへ来ての物価の高騰で、民間の支援団体による食料の配布に並ぶ人はさらに増えたという。  あらわになったのは、公的な安全網の弱さだ。生活保護の制度は、生きる権利の確かな支えになっていない。コロナ前の2019年に207

■3月19日(土)「生活に重くのしかかる奨学金返済 『生きていくのがつらい』」
「深刻なのは、長期的な生活設計だけでなく、若者たちが現在の健康を維持することにも影響が出ていると見られることだ」

生活に重くのしかかる奨学金返済 「生きていくのがつらい」 | | 稲葉剛 | 毎日新聞「政治プレミア」
 「奨学金返済がなければ、もう少し食費に回したい」(35歳女性)  「返済に持っていかれて自由に使えるお金が無い。貯蓄はもちろんできないし、交際や付き合いにも何かしらお金が必要で払えないなどあって友達も減ってしまった」(30歳女性)
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