2025年10月20日(月)~11月2日(日)の記録(https://x.com/yumananahori)です。
■10月21日(火)「今月の食料支援」
今日はつくろい東京ファンドの食料支援の日。難民申請者や仮放免者など困窮する外国籍の方47世帯に、米や野菜などを送りました。 米や野菜など食品をご寄付くださった皆様、ボランティアの皆様、大変ありがとうございました。
今日も3件食べ物がないという相談。命綱です。



■10月21日(火)「目の前にいないかもしれない」
シェルターの風呂が詰まってしまったので、直すために難民申請中のご家族のところに行きました。直している時に私の背中を男の子が掴んでいます。私が初めてあった時は彼はまだお腹の中。「お腹が痛い」と訴えていたホームレス状態の妊婦。支援者の皆様のご尽力で元気に産まれ育ちました。なんとも言えない不思議な気持ちです。向かう先は茨の道、道すらないのかもしれませんが、ご家族が元気に過ごせることを願います。
社会的また支援団体の財政的問題で支援継続できるのだろうかという不安が高まっています。できなかったら、命と健康を守れないのなら、彼と同じ立場の子供は目の前にいないかもしれない。そうなってほしくない。できないことが多く厳しいですが、時流に抗って、私の持ち場でできることを模索します。
■10月25日(日)「駆けつけ支援」
今日は支援団体の方に読んでいただき、公民館で日本に暮らす難民申請者・仮放免者の「生きていけない」現実をお話しました。加えて、昨今の「排外主義とデマ」についてもお話しました。 ご参加、運営してくださった皆様、大変ありがとうございました。根拠ある情報をご活用いただけると嬉しいです。
講演会後は、路上と知人宅を往復しているホームレス状態の入国まもない難民申請者の方のところに行きました。 体調が悪そうでした。しかし、お金も公的支援もないので病院には連れていけない。差し当たり市販薬でどうにかするしかないですが、心配です。
他に心配なことはありますか?とうかがったら、「夜、公園で寝泊まりをしていると警察が来て『なんでここにいるんだ、どうして日本にいるんだ、パスポートを見せなさい』と言われて怖いです」とのことでした。 私の名刺を彼に渡して、何かあったらここの人に支援してもらってるからここに電話するように警察に伝えてくださいとお話しました。早急に住居のことをどうにかしないといけません。
また、彼から「日本語の勉強をしたいです。日本で暮らすなら日本語が大事です」とお話がありました。そう思います。厳しい状況にある難民申請者の方からこのような相談をしばしば受けます。
そんなこんなで駆け付け支援をしていましたが、私のLINEには仮放免の方から「家賃をサポートしていただけませんか?」と連絡が来ていました。メールには別の方から「食べ物を送っていただけませんか?」と連絡が来ています。 経済的に人的に難しさを感じていますが、頑張って続けていきたいです。

■11月1日(土)「あなたに助けられたので今度は私も助けます」
支援している難民申請者の方から連絡。
「乗り換えをしていたら、たまたま都内の駅前でアフリカ出身の男性が路上生活をしているのを発見しました。助けてあげることはできますか?」連絡してくれた彼も路上経験者です。
体調不良で正直なところ行くのがややしんどかったのですが、雨も降るし寒いし、彼から「私はあなたに助けられたので今度は私も助けます」と話があり、しっかり対応してくれることがわかっていたので一緒に路上の男性のところに行きました。しかし、その男性とは会えず。家がなく食べ物もなく寒いと思います。悪い人や犯罪に巻き込まれていないといいのですが。
前に会った難民申請者は家を紹介すると言われてついていったら身ぐるみ剥がされてしまっていました。 そんなことを思っていたら、私のメールやSNSには路上生活をしているという難民申請者からのSOS。体力がついていかないので身体を休めつつ、支援を継続します。
■11月1日(土)「外国人の生活保護」
奥貫妃文・昭和女子大福祉社会学科教授のインタビュー記事。 外国人の生活保護の法的・史的経緯がぎゅっとまとめられています。正確なことをまずは知っていただきたいです。
そもそも保護を利用できず「生きていけない」ような状況にある人がいることに加え、私も審査請求できないことは大きな問題だと考えています。DVを受けて、食べ物もなく、飲まないといけない薬も飲めず、家賃や水光熱費も滞納していたので保護申請したのですが、夫のところに帰れと却下された女性がいました。彼女は外国籍で審査請求できず泣き寝入り。結局保護は利用できず。このことはDialogue for PeopleのYouTubeでお話させていただきました。問題です。

■11月1日(土)「弱視者生活いろはにほへと」
日本弱視者ネットワーク編(2025)『弱視者生活いろはにほへと』読書工房を読みました。おもしろくまた勉強になりました。こうした本を外国人の分野でもつくれるといいなと感じました(もうあるかも?)。川柳というと困窮者支援の分野ではドキッとしてしまう過去もありますが、理解を深めるためのいいツールだなと感じています。オススメしたい本です。

■11月1日(土)「生存権の現在地 『いのちのとりで裁判』を振り返る」
『季刊 福祉労働178号』「〈特集〉生存権の現在地――「いのちのとりで裁判」を振り返る」を読みました。 原告当事者の方々、裁判に関わってこられた支援者の方々の声。最高裁の違法判決が出た後の厚労省の対応は被害を有耶無耶にしようとしていると感じざるをえません。また、当時の与野党の政治の責任は重いと感じます。そのあたりの事実整理をしたいと考えていたので、稲葉剛さんの論考はとても参考になりました。特集記事、オススメです。 違法判決を踏まえた適切な制度的・政治的対応が迅速に示されることを願います。
