ケータイがない生活/路上生活になるかもしれません/制度がない中での支援

2023年10月16日(月)~22日(日)の記録(https://twitter.com/yumananahori)です。

■10月16日(月)「ケータイがない生活」
昨日は教会でのバザーのあと、支援者の方と一緒に路上生活をしている方のところに行きました。お伝えしたいことがあったのですが会えず。雨が降った後でベンチも濡れていたからしょうがないですね。 ケータイのない生活はすでに非日常ですが、ケータイがない生活もたまにはいいなと感じています。

■10月17日(火)「食料支援」
今日は難民や仮放免状態の方に野菜や米などを送りました。ご寄付くださった皆様、発送作業をしてくださった皆様、大変ありがとうございました。今月もなんとか届けることができました。 食事に事欠く人が増えているから、今月は送付数が急増しました。明日の食事を気にしない日が来ることを願います

出所:大澤優真撮影

■10月17日(火)「路上生活になるかもしれません」
来日まもない難民の方が事務所に来て「食べてください」と手作り料理を渡してくれました。レタスの甘味とガーリック、美味しかったです。本当はピーナッツバターを入れたかったそうです。得意な本国料理を教えてもらいました。15人分つくっていただく約束をしました。パーティーします。
若い彼は、政治的な関係で襲われ負傷、と厳しい状況から逃げてきました。日本では路上生活。その後、支援団体に繋がり、なんとか路上生活を脱しました。ただ、食料も満足にないし、住居も来月は家賃を払えないのでまた路上生活になるかもしれません。私に彼をサポートする余力は残っていません。いかにして寒い路上を乗り切るかということを伝えなければならないかもしれないと思うと、やりきれない気持ちになります。しかし、ホームレスにはさせたくない模索します

出所:大澤優真撮影

■10月17日(火)「制度がない中での支援、ひとつひとつゼロから手探り」
今日は仮放免状態の方から電話、家賃が払えないとのことでした。日本語ペラペラの方。まずは会いに行きます。支援者の方々からも、家賃が払えない、お金がなく病院に行けない、保育園に行かせたいけれども入園料が払えないなど、仮放免状態の方の相談を受けています。手が回らず申し訳ありません。
まずは詳細を聞かねばなりません。どの程度大変なのか。私が支援をする必要があるのか否か。必要だとしても実際に支援できるのかどうか。支援するためにお金をどう工面すればよいのか。支援をしたとして継続できるのかどうか。 制度がない中での支援、ひとつひとつゼロから手探りです。

■10月18日(水)「民医連医療」
『民医連医療』に寄稿しました。連載3回目です。今回は仮放免状態にある子どもや若者について書きました。よろしければご一読ください。

民医連医療 2023年11月号 – 全日本民医連

■10月20日(金)「難民申請者はどう生きてゆくのか?ー公的支援「保護費」の課題と生存権
難民支援協会。今まさに読まれるべきレポートです。 ひと月約600人の方が事務所を訪れている。ホームレスになる人も増えている。「JARの支援活動は限界に近い状態です」 私たちのもとにも路上生活になった難民申請者の相談が相次いでいます。男性も女性も。大人も子どもも。

https://x.com/ja4refugees/status/1715293333248233730?s=20
難民申請者はどう生きてゆくのか?ー公的支援「保護費」の課題と生存権
JARにも日々寄せられる「今日泊まる場所がない、食べるものがない」などの相談。背景の一つに保護費の課題があります。難民申請者への公的支援がこれほど欠如し、実質的に人権、生存権を保障していない日本の現状は深刻と言えます。 なぜこのようになっているのか。国際社会はどう取り組んでいるのか、まとめました。
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