2023年4月24日(月)~30日(日)のTwitterの記録です。
■4月24日(月)「中野夜回り」
今日は中野夜回りです。「アパートにも入れますけど、どうですか?」 「……まだ、大丈夫です」 微笑みながらお話されていました。毎月回っているので、またお話うかがえれば幸いです。https://tsukuroi.tokyo/
■4月25日(火)「空想の中での議論ではなく、現実を踏まえた議論を」
今日は難民や仮放免の皆さんに米や野菜、おかず類を送りました。アパートに移った方、仮放免状態に置かれている方と共に作業をしました。増えていく配送数。皆さんの力、本当に助かっています。
そのあとはリサイクルショップへ。仮放免状態に置かれている難民の方が自転車が必要だからです。と言っても、仮放免の方は働くことが禁止されているので自転車を買うことは容易ではありません。電車やバスでどこかに行くのも難しい。これは北関東医療相談会の調査(https://npo-amigos.org/post-1399/)でも明らかになっていて85%の方が交通費の支出に「苦しい」「とても苦しい」と答えています。
そういう訳から、仮放免状態にある方は生活する場所が限られることで様々な選択肢を失いがちです。 今回、なんとかお金を関係者から工面して中古の自転車を彼に渡しました。ご本人「本当にありがとうございます」。他にも自転車が必要な方は多くいます。頭を悩ませています。
その間に、家を借りることができないという相談も受けました。仮放免状態に置かれている方は住民票や在留カードを持てないので家を借りることはとても困難です。
知り合いのソーシャルワーカーの方に、家のことや福祉のこと警察のことなどを相談しました。移民・難民の状況を知り、動いてくださるソーシャルワーカーです。あまりこのような方はいないので、沢山ポロポロ話してしまいました。ありがたいです。
最後はネットラジオの収録をしました。近日中に公開されると思います。私が考える入管法改定案の問題点についてお話しました。どこも問題ですが、国連の勧告を無視して難民や仮放免者を「生きていけない」状況にさせ続けていることを指摘しました。そろそろ空想の中での議論ではなく、現実を踏まえた議論をしてほしい。いま目の前に難民や仮放免者はいるわけです。「いない」「住民票ないから住民じゃない」「帰るべき人」と言っても目の前でこの地域でともに暮らし生活しているわけです。入管法を改悪するのではなく、これらの人たちと共に日本社会を創り上げていくための法整備をすべきです。
今日、国会前にクルド人の子どもたちが不安を訴え、自分達の存在を認めてほしいと訴えていた様子を動画で見ました。700名ほどが集まったそうです。それがすべて。どんな思いで身の危険があるにも関わらず集まったのか。 難民のためにならない入管法改定案は廃案にすべきです。 #入管法改悪法案を廃案に
■4月26日(水)「難民ナウ!」
難民ナウ!チャンネルで取り上げていただきました。入管法改定案 連続インタビュー「ここだけは譲れない」というテーマです。 私は「生きていけない」難民や仮放免者の状況、国連から「仮放免者にケアと就労を」という勧告が出ているのにも関わらず、それについえ改定案に何も示さず、無視を決め込んでいる政府の問題点について指摘しました。改めて、私は入管法改定案に反対です。廃案ののち、難民や移民と共に日本社会を創りあげていけるための法整備を求めます。#入管法改悪反対 #入管法改正案は廃案に
■4月26日(水)「見殺し以上の加害行為」
大袈裟でなく文字通り「人の命」がかかっています。入管法改定案は救える命を救えるのに救わない法案。見殺し以上の加害行為だと言ってもいい。 入管法改定案は有害無益。目の前の命を救えない・救わない法律は必要ありません。 #入管法改悪反対
■4月26日(水)「友人、知人、家族が傷つき殺されるのを見逃せますか」
友人、知人、家族が入管で暴行を受ける。それなのに「当然のこと」とされて問題にもならない。 本国に戻れば命がないことは明らかになのに強制送還させられる。 賛成なんてできる訳ない。ものわかりのいいようなことを言うこともできる訳ない。友人、知人、家族が傷つき殺されるのを見逃せますか。
■4月26日(水)「規則は有名無実化」
被収容者処遇規則30条に「所長等は、被収容者がり病し、又は負傷したときは、医師の診療を受けさせ、病状により適当な措置を講じなければならない」との規定があります。 しかし、「講じなければならない」のに適切に講じていないのは周知の事実。規則は有名無実化しています。
■4月27日(木)「生活保護と外国人 このままでは『生きていけない』」
「このままでは死んでしまう、生きていけないほどに大変な状況にある」 「お願いをしても断られる、来ないでほしいと言われる、自殺したくなる」「仮放免の場合は時間を制限するなどしても、就労を認めるべきだ」
生活保護と外国人の課題について指摘したインタビューを掲載していただきました。是非ご覧ください。
■4月27日(木)「入管が送還停止効例外の一部を修正したのは、もともと適用するつもりがないから」
修正案によって、いま苦しんでいる、これから日本に逃げてくる難民の方々の状況を改善することは困難だということがわかりました。改めて入管法改定案に反対です。
■4月28日(金)「よそへ逃れようのない人々」
「水は善人・悪人を区別しないように、誰とでも協力し、世界がどうなろうと、よそへ逃れようのない人々が人間らしく生きられるように、ここで力を尽くします」
「よそへ逃れようのない人々」のことを思い、できることを探しできることをする。改めて入管法改悪反対!廃案に!
■4月28日(金)「しょうがなくない!」
圧倒的な力の前で絶望の淵に立たされ「しょうがないよ」と言うサーリャに聡太が「しょうがなくない!」と言う。 しょうがなくない。勝手に諦められないしマジョリティとしての責務がある。
■4月28日(金)「1 < 99が正解とは限らない」
100匹の羊を持っている人が、99匹の羊を野原に残して、見失った1匹を見つけ出すまで捜し回るということ。
■4月28日(金)「ただ生きのびるために日本に逃れてくる外国人を知って欲しい」
「母国の状況が日本では考えられないくらい危ないんです。今日殺されるかもしれない、明日殺されるかもしれない。…みなさん、やっとの思いで日本にくるのだけれど、来てみたらとてもじゃないけど生きていけない」
■4月28日(金)「収入を絶たれ困窮するだけではない。働く尊厳を奪われる外国人の声」
「重ねてになりますが就労を認めていくことが大事…。…いまだに『なんであの時死ねなかったんだろう』と言うんです。働けない現状は、生きる希望さえも奪っています」
■4月28日(金)「自分が断ったら、この人は死んでしまうかもしれない。公的制度の空白を埋める現場の限界」
「隣にいる、街を歩いている、ただ普通の人なんだということを頭の片隅にでも入れておいて欲しいです」
■4月28日(金)「入管法改正・仮放免の現実」
ただ生きのびるために日本に逃れてくる外国人を知って欲しい
https://mi-mollet.com/articles/-/42231
収入を絶たれ困窮するだけではない。働く尊厳を奪われる外国人の声
https://mi-mollet.com/articles/-/42232
自分が断ったら、この人は死んでしまうかもしれない。公的制度の空白を埋める現場の限界
https://mi-mollet.com/articles/-/42233
ライターのヒオカさんに取材していただきました。私の言いたいことをわかりやすくまとめてくださっています。 命と健康に勝るものはないと堂々と言うべき時なのかなと感じています。改めて入管法改悪に反対です。
■4月28日(金)「あなたのことを思う人がいるんですよ」
今日は仮放免状態に置かれている方から電話がありました。他の支援者の方から「食べものすらなく、電話先で泣いていた。食料を送ってもらえないか」とのことだったので、お送りしました。その方から「本当に本当にありがとうございます。感謝しきれません(日本語訳)」とお電話がありました。ごはんが食べられないという辛さ。ごはんが食べられないという状況に置かれていることを思うことの辛さ。色々な思いがあったのかもしれません。食べ物も必要ですし、「あなたは一人じゃないですよ」「あなたのことを思う人がいるんですよ」という「心の支援」も必要です。入管法改悪に反対するということはその意味もあるのかもしれません。
その後は、とあるカフェに行き、様々な方とお話。難民の皆さんが「難民」「かわいそうな人」「支援を受ける人」ではない固有名詞で呼ばれる場所をつくりたいと思います。これは支援団体だけではできなくて、地域の顔の見える繋がりの中だからこそできることだと感じています。皆さんと共につくりあげていきます。
■4月29日(土)「全難連を含む4団体より共同プレスリリース」
「国連特別手続の専門家らが日本政府に対し、国会審議中の入管法の国際人権法違反を懸念。徹底的な見直しと情報提供を呼びかける。ー国際人権法上の義務と日本の誓約に沿った対応が求められる」
■4月29日(土)「外国人困窮者支援の現場から、入管法改定案の廃案を強く求めていきます」
「入管法改定の動きを自分の命に直接、関わる問題として怯えている人々がいる、ということをぜひ多くの方々に知ってほしいと思います。 私たちは外国人困窮者支援の現場から改定案の廃案を強く求めていきます」
■4月29日(土)「ウクライナのような」
ウクライナのような、人が次々に殺されていく国から逃れてきた難民を難民として認めない。仕事もさせないし生活の保証もしない。さらに、その人たちを無理やり帰国させる法律をつくるとする。国連からも不備を指摘されてるのに無視。その指摘はおかしいと国連に抗議するとも言っていた。